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接地網の使用方法
2.4 接地網の使用方法
地面が岩石や砂利またはコンクリートのように堅くて、補助接地棒
の打込みが困難な場合に接地網を使用してください。
1
接地網をなるべく地面に密着するように敷いて充分水をかける
水が地面に充分浸透するのを待ちます。
2
測定コードとの接続は図のように接地網に直接クリップするか
補助接地棒を接地網の上に置く
3
レンジ切替スイッチを H、S レンジに設定する
4
接地網の接触状態を確認してから、測定を行う
コンクリート上での測定について
コンクリートは導電物ですので、コンク
リート上に補助接地電極を設けることが
できます。
コンクリート上に補助接地棒を置いて水
を掛けるか、補助接地棒の上に濡れた雑
巾を掛けて補助接地電極とします。
この方法で補助接地電極の接地抵抗が下
がらない場合は、オプションの
9050接地網をコンクリート上に敷き、補
助接地棒を接地網の上において水を掛けてください。水が十分にコンク
リートに浸透してから測定してください。
接地網の代用として、金属板、アルミホイルなどを使うこともできます。
ただし、接地網を使った方が補助接地電極の接地抵抗は下がります。
アスファルトは絶縁物ですので、一般的にアスファルト上には補助接地
電極を設けることができません。
ただし、水が浸透するアスファルトでは測定が可能な場合があります。
接地網が無い場合や小さい場合には、代用として金属板などの導電性材
料を地面に敷いて充分水をかけて測定してください。
9050接地網
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付録索引