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測定上の注意事項とポイント
2.5 測定上の注意事項とポイント
補助接地棒の使用方法について
3 電極法の測定には、2 本の補助接地棒が必要です。補助接地棒の
打込みが悪いと正確な測定ができない場合があります。
補助接地棒の接地抵抗について
本器では補助接地棒の接地抵抗が
10 k
Ω
程度まで測定に支障がない
ように配慮してありますが、特にA 種(旧第1 種)接地工事のよう
に低い接地抵抗を測定する場合、補助接地棒の接地抵抗が大きいと
測定感度が不十分なことがあります。
正確な測定をするために、レンジ切替スイッチをH およびS レン
ジに設定し、補助接地棒の各接地状態を必ずチェックしてください。
メータ内の緑色の帯内にあれば補助接地抵抗は 7 k
Ω
以内です。
チェックした結果で外れた場合
•
補助接地棒を充分地中深く打ち込み周辺に充分水をまきます。
特に、十分な水まきは地面との接触抵抗を下げるのに効果的です。
•
打込場所を変えます。できるだけ湿気の多い地面を探して打ち込
んでください。
また、地面が火山岩や砂地の場合には、付属の補助接地棒では補助
接地抵抗を低くできない場合があります。このような場合には、金
属製パイプなど、導電性で地面との接触面積が広く取れる物を用意
し、できるだけ深くまで打ち込んでください。