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外部機器を接続する
パラメーター 設定値 説明
RetrigCnl
(Retrigger Cancel)
1~16
トリガー信号の減衰検出
市販のドラム・トリガーを取り付けたスネア・ドラムなどを叩いたときに、波
形が乱れているため次の図の A 点でも誤って発音してしまうことがあります
( リ ト リ ガ ー )。
この現象は特に波形の消え際で起こりやすいものです。リトリガー・キャン
セルは、この波形の乱れを検出して、リトリガーが起こらないようにします。
パッドを叩きながら、リトリガーしなくなるまでリトリガー・キャンセルの値を
上げます。
値を大きくするとリトリガーしなくなりますが、速く連打したときに音が抜けやすくなります。リトリガーが
起こらないことを確認しながら、できるだけ小さい値に設定してください。
メモ
マスク・タイムでもこのような 2 度鳴りの症状が出ないようにすることができます。マスク・タイムがト
リガー信号を受信してから設定した時間内は次のトリガー信号を検出しなくなるのに対して、リトリガー・
キャンセルはトリガー信号レベルの減衰を検出し、打撃されたときのトリガー信号か、鳴らす必要のない
トリガー信号かを判別します。
MaskTime 0 ~ 64ms
2 度鳴りの防止
特にキック・トリガーで、鳴らした直後に再度ビーターがヘッドに触れると、
ダブル・トリガー(1 度鳴らすつもりなのに 2 度鳴ってしまう)の原因に
なります。マスク・タイムはこれを防ぐための機能で、設定した時間内
に再度起こったトリガー信号を無視します。
パッドを叩きながらマスク・タイムの値を調節します。
キック・トリガーの場合はキック・ペダルを踏みながら、バウンシング
(ビーターの跳ね返りによる発音)しなくなるまでマスク・タイムの値を上げます。
値を大きくすると、速く連打したときに音が抜けやすくなります。できるだけ小さい値に設定してください。
メモ
パッドを 1 度しか叩いていないのに 2 度以上音が鳴ってしまうときは、リトリガー・キャンセルを調節し
てください。
Rim Gain 0 ~ 3.2
リムやエッジを叩く強さと音の大きさのバランスを調節します。
値を大きくすると、リムを弱く叩いても大きな音量で鳴ります。値を小さくすると、リムを強く叩いても小
さな音 量で鳴ります。
※ リム・ショット対応のパッドのみに設定可能です。
H/R Adjust
(Head/Rim Adjust)
0~80
ヘ ッド ・ ショット と リ ム ・ ショット の 鳴 り や す さ
ヘッドを強打したときにリムの音が鳴ってしまう場合は、値を大きくします。
オープン・リム・ショットをしたときにヘッドの音が鳴ってしまう場合は、値を小さくします。
弱打でリム・ショットをしたときにヘッドの音が鳴ってしまう場合は、値を小さくします。
メモ
ヘ ッド ・ ショット を し た と き に リ ム ・ ショット の 音 が 鳴 る 場 合 や 、 リ ム ・ ショット を し た と き に ヘ ッド ・ ショット
の音が鳴る場合は、H/R Adjust の値を少しずつ変更し、効果を確認しながら値を設定してください。
極端な値に設定すると、ヘッド・ショット時にリム・ショットの音が出るなど、演奏とは異なる音が鳴ってし
まいます。
※ リム・ショット対応のパッドのみに設定可能です。
NoiseCnl
(Ext Noise Cancel)
OFF、1 ~ 5
ドラム・トリガーを取り付けていないドラムを叩いたときの音、または外部からの音や振動によってパッドが
誤って発音することを防ぎます(ノイズ・キャンセル)。
EXTERNAL TRIGGER IN 端子に、RT-30K または RT-30HR をステレオ・ケーブルで接続し、Trig Type
を設定したとき、ノイズ・キャンセル機能を使うことができます。
※ RT-30H はノイズ・キャンセル機能に対応していません。
XTalkCnl 0~80
同じスタンドに 2 つのパッドを取り付けている場合などに、一方のパッドを叩いたときの振動で他方のパッ
ドが誤って発音してしまう「クロストーク」を防ぐための設定です。
詳しくは『データ・リスト』(PDF)をご覧ください。
VH SET –
V ハイハットの設定をします。
※ Type を VH11 または VH10 に設定しているときのみ表示されます。詳しくは「VH SET の設定」(P.24)
をご覧ください。
時間
Mask Time
時間
発音しない