付
2
測定原理
付録 2 測定原理
(1) 3電極法(精密測定)
図に接地抵抗計の測定原理図を示します。
発振器の発振電圧によって駆動された測定電流I は、発振器
→ Rc → Rx→ C.T.によって形成されるループを流れます。
今、検流計がバランスした場合には、測定端子E-S(P) 間に生じ
る電圧をEx、測定端子E としゅう動抵抗器のしゅう動子S 間の
抵抗をRs その電圧降下をEs としますと、Ex=IRx、Es=IRs/n
(n:C.T. の巻線比)、Ex=Es より Rx=Rs/n となります。
したがって、しゅう動抵抗器に直結したダイヤルにRs に対して
1/n の目盛を設定すれば、ダイヤル上の読み値が求める接地抵抗
(Rx)となります。
検流計
同期整流器
発振器
S(P)
H(C)
Rp
Rc
Rx
Rs
S
E
測定原理図(3電極法)