スイッチの起動と設定
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スイッチの初期設定はコンソールポートを介して行います。初期設定が完
了すれば、すでに接続されているコンソールポートから、またはリモート
接続経由で、スイッチを管理できます。 
 
メモ : 
スイッチはデフォルトのユーザー名、パスワード、
IP 
アドレスを
使用して設定されてはいません。
スイッチの初期設定を行う前に、ネットワーク管理者から以下の情報を入
手してください。
•
デバイス管理用の帯域外(
OOB
)インタフェースに割り当てる
 IP 
アドレス。
•
OOB 
インタフェースの
 IP 
サブネットマスク。
•
OOB 
インタフェースデフォルトゲートウェイの
 IP 
アドレス。
Telnet
(
Telnet 
クライアント)または
 HTTP
(
Web 
ブラウザ)経由で
スイッチをリモート管理するには、これらの設定が必要です。
初期設定の手順
初期設定は、
Dell Easy Setup Wizard
 
または
 CLI 
を使用して行いま
す。スイッチの設定ファイルが空の場合、ウィザードは自動的に起動しま
す。ウィザードは
 Ctrl+Z 
を押せばいつでも終了できますが、設定した情
報はすべて破棄され、デフォルト値が使用されます。
 
メモ : Easy Setup Wizard 
を実行しない場合、または
 Easy Setup Wizard 
の初期プロンプトに
 60 
秒以内に応答しない場合、スイッチは
 CLI 
モード
に入ります。
CLI 
を使用して初期設定を行う方法の詳細については、『
CLI Reference 
Guide
』(
CLI 
リファレンスガイド)を参照してください。
 
本書では、ス
イッチの初期設定に
 Easy Setup Wizard 
を使用する方法について説明し
ています。ウィザードにより、スイッチに以下の設定が行われます。
•
有効なパスワードが設定された初期特権ユーザーアカウントが設定
されます。セットアップ中に
 1 
つの特権ユーザーアカウントが設定
されます。
 
•
CLI 
ログインと
 HTTP 
アクセスによってローカル認証の設定のみが
使用できるようになります。
•
OOB 
インタフェースの
 IP 
アドレスが設定されます。
•
SNMP 
マネージャが所定の
 IP 
アドレスで使用する
 SNMP 
コミュニ
ティストリングを設定します。このスイッチに
 SNMP 
管理を使用し
ない場合は、この手順を省略して構いません。