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第
2
章 測定方法
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2.2.4
ピークホールド測定
SLOW PEAKFAST
(単位記号点滅)
Hz
(
DC
除く)
NORMAL
・測定の応答速 度は、フルスケ ール (
f.s.
)入力時に、立上り
(
0%
→
90%
)は約
250 ms
、立下り(
100%
→
10%
)は約
500
ms
です。(
2.2.5
の図
1, 2
参照)
・
20 A
レンジでは、最大
25 A
まで表示しますが、確度保証範
囲は
1A
~
20 A
までです。
・各レンジとも、レンジの
1%
(確度保証外)以下では内部補正
演算により、大きな誤差となる可能性があります。
・オートゼロ調整後に周波数出力をした場合、電流測定は、オ
ートゼロ調整が無効になります。周波数出力を解除(
OFF
)
すると、オートゼロ調整が有効な電流測定を行います。
・電源投入時に値がゼロにならない場合がありますが、不具合
ではありません。測定前に必ずオートゼロ調整を実行してく
ださい。
1.
キーを押して、測定電路に応じて測定モードを選択します。
2.
DCA, AC+DCA
モードの場合は
0ADJ/RESET
キーによりオ
ートゼロ調整を行ってください。(
2.5.1
オートゼロ調整機能
参照)
3.
SLOW/PEAK/Hz
キーを押すと以下のように表示が切り換
りますので
PEAK
に設定してください。
4.必要に応じてオートレン ジ
/
マニュアルレン ジを 切り 換え
てください。(ピーク電流値の予 測が付か ない場合 は
200
A
レンジに固定してください。)
5.測定前に
0ADJ/RESET
キーを押してデータをリセットし
てください。
6.クランプコアの先端を開き、被測定導体がほぼ中央部にな
るようにクランプしてください。
注記
・ピーク測定を行った場合、極性は表示されません。また、ク
ランプセンサの向きを変えると値が変わる場合がありますが、
いずれも確度範囲内です。