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第
2
章 測定方法
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2.2.3
交流
+
直流電流(
AC+DC A
)の測定
・
ACA
モードでは、直流
,
全波整流
,
半波整流波形
,
および直流
+
交流波形の測定は行えません。(
1.5
各モードの説明 参 照)
・
20 A
レンジでは、最大
25 A
まで表示しますが、確度保証範
囲は
1A
~
20 A
までです。
・各レンジとも、レンジの
1%
(確度保証外)以下では内部補正
演算により、大きな誤差となる可能性があります。
1.
キーを押して、 を表示させます。
2.必要に応じてオートレンジ
/
マニュアルレンジを切り換えて
ください。
3.測定前に必ずオートゼロ調整を行ってください。被測定導体
をクランプせずに、クランプセンサが完全に閉じた状態で、
0ADJ/RESET
キーを押してオートゼロ調整を行います。
(
2.5.1
オートゼロ調整機 能 参照)
オートゼロ調整が終わると
ADJ
マークが点灯します。(オー
トレンジの場合は
2
つのレンジについてオートゼロ調整を行
います。)
ゼロ調整後に表示値が
0
となっていれば、電源投入直後のカ
ウント残りの影響はなく測定いただけます。
4.表示が
0
にならない場 合は、
HOLD
キーを押した 後、
0ADJ/RESET
キーを押してゼロキャンセル補正を行ってく
ださい。
5.クランプコアの先端を開き、被測定導体がほぼ中央部になる
ようにクランプしてください。
注記
・入力がなくなった直後や無入力でのモード切換えにより、し
ばらく表示が
0
にならない場合がありますが(約
10
秒程度)、
内部回路の都合によるもので、異常ではありません。
0
になら
ないうちに測定しても、測定値に影響はありません。
・測定環境温度により、無入力でも表示が
0
にならない場合が
ありますので、ゼロキャンセル補正を行ってください。(
2.5.2
ゼロキャンセル補正 機能 参 照)
・
DC
測定を行った場合、極性は表示されません。また、クラン
プセンサの向きを変えると値が変わる場合がありますが、い
ずれも確度範囲内です。(被測定電路が直流成分のみの場合
は、
DCA
モードで測定することをお勧めします。)