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第
2
章 測定方法
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2.3.3
交流
+
直流電圧(
AC+DC V
)の測定
1. キーを押して、 を表示させます。
2.スラ
イ
ド
ツ
マ
ミ
を
使用
してスラ
イ
ドカバーを開いてから、
赤色テ
ストリードを電圧測定端
子
の
V
に、
黒色テ
ストリー
ドを電圧測定端
子
の
COM
に差し
込
んでください。
3.必要に応じてオートレン ジ
/
マニュアルレン ジを 切り 換え
てください。
4.表示が
安
定しても表示が
0
にならない場合は
使用
するレン
ジに切り
替
えて(マニュアルレンジ)、
HOLD
キーを押し
た後に
0ADJ/RESET
キーを押してゼロキャンセル補正を
行ってください。(
2.5.2
ゼロキャンセル補 正機能 参 照)
5.測定カ
テゴ
リに応じてキャップを
着脱
してください。
6.
十
分に
気
を付けて、
テ
ストリードをそれ
ぞ
れ電路
へ接触
さ
せてください。
注記
・測定カ
テゴ
リ
CAT
Ⅲ
で測定するときは、必ずキャップをつけ
て
使用
してください。
CAT
Ⅱ
で測定するときに、ピンが被測
定部に
届
かない場合はキャップを外して
使用
してください。
・ゼロキャンセル補正を行っ たレンジから
他
のレンジに変
更
する
と、補正値がずれてしまい正確な測定 ができません。(オート
レンジではゼロキャンセル補正を行わ ないでください。)
オートレンジで行ってしまった場合は 、一度電源を切り再び電
源を入れてから、再度ゼロキャンセル 補正を行ってください。
・入力がなくなった直後や無入力でのモード切換えにより、し
ばらく表示が
0
にならない場合がありますが(約
10
秒程度)、
内部回路の都合によるもので、異常ではありません。
0
になら
ないうちに測定しても、測定値に影響はありません。
・
DC
測定を行った場合、極性は表示されません。また、
テ
スト
リードの
接続
を変えると値が変わる場合がありますが、いず
れも確度範囲内です。(被測定電路が直流成分のみの場合は
DCV
モードで測定することをお勧めします。)
・測定の応答速 度は、フルスケ ール (
f.s.
)入力時に、立上り
(
0%
→
90%
)は約
250 ms
、立下り(
100%
→
10%
)は約
500
ms
です。(
2.2.5
の図
1, 2
参照)
・
各レンジで最大
125%
まで表示しますが、確度保証は
10%
~
100%
までです。
・各レンジとも、レンジの
1%
(確度保証外)以下では内部補正
演算により、大きな誤差となる可能性があります。