日本語
monitoraudio.com 113
ポ ート栓
警告:ポート栓は、ポートに差し込み過ぎないように注意することが必要です。差し込み過ぎると、発
泡 栓をキャビネット内で紛 失することがあります。
ラウドスピーカーを、9平方メートル(80平方フィート)の小さな部屋、または、強化低音反応を増幅できる部
屋に配置する場合には、ポート栓を使用することをお勧めします。ただし、栓を適用する前に、ラウドスピー
カーの様々な配置を実験することをお勧めします。パフォーマンスを最適化するためにも、ラウドスピーカ
ーは壁や部屋の隅に近づけ過ぎないようにすることが重要です。
スピーカーの位置が部屋の美観やレイアウトにより決定され、低音が強調されている場合や、後ろの壁(棚
置き、キャビネットへの配置、壁近くのスタンドへの配置など)近く(110ページの最低距離未満)に配置され
ている場合は、ポート栓をポートに付けることをお勧めします。これにより、強調され過ぎた低音の「ブーム」
が低減され、ラウドスピーカーがこれらの環境下で最適なパフォーマンスを発揮できるようになります。
この「ブーム」は通常、ラウドスピーカーからのベースエネルギーが部屋の共振モードを「励起」し、特定の
周波数または周波数の値で強調効果を生じさせる場合に発生します。
ポート栓を取り付けると、全体的な低音の伸びは低減されませんが、周波数を招請するポートまわりの低音
のエネルギー/出力は低下します。これによって、低音の鮮明さ、明白なアジリティを向上させると同時に、低
音の「ブーム」を低減させる効果があります。
すべての状況において、実験を行うことを強くお勧めします。
スピーカーのはじめての使用
お買い上げいただいたスピーカーで通常の音楽を再生し、低~中音量で約50~70時間動作させます。再生
が70時間を超えても、音の改善が継続することもあります。
慣らし運転は、自然に時間をかけて行うことができます。パフォーマンスは高級ワインのように、時間ととも
に熟成されていきます。
別の方法として、スピーカーを継続的にループで動作させたい場合は、スピーカーを向き合わせて配置する
ことで可聴ボリューム/存在感を低くすることができます。こうすることで、ドライバー/ツイーターが直接整列
し、可能な限り近づきます。次に、スピーカーの一つをノーマル(位相)になるように、プラスとプラス、マイナ
スとマイナス(赤と赤、黒と黒)にアンプを接続します。他のスピーカーは、異相となるように、マイナス入力
に対してプラス、プラス入力に対してマイナスに接続します。