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Roland CPM-300 - Anti-Feedback Function Operation

Roland CPM-300
52 pages
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不快なハウリングを除去する
(アンチ・フィードバック機能)
「ピー!」「キーン!」と耳をつんざくような不快な音、ハウリングとはスピーカーから出た音が再びマイクに入
り、さらに増幅されてスピーカーから出力されるといった音の循環により、不快な発振音を起こす音響フィード
バック現象です。マイクの音量を上げすぎたり、マイクをスピーカーに向けたり、近づけたりするとハウリング
が起きやすくなります。
ハウリングを避けるには
ハウリングが起こらないようにするためには、下記のような方法があります。
●出力レベルは会場や部屋の大きさに合った設定にすること
●マイクとスピーカーはできるだけ離し、直接マイクがスピーカーに向くような配置は避けること
●接続する機器のレベル設定を適切にすること
しかし実際には、上記のような対策をしてもハウリングが起こってしまうことがあります。
アンチ・フィードバック機能を使う
CPM-300に内蔵されているアンチ・フィードバック機能は、ハウリングの発生ポイントを自動的に検出し、ア
ンチ・フィードバック・フィルターを設定することによって、ハウリングを除去する機能です。
アンチ・フィードバックには、2つの機能があります。
●オート調整機能
サウンド・チェックやリハーサルの時にオート調整機能を動作させ、あらかじめハウリング除去の調整を行いま
す。
●ダイナミック調整機能
本番中の突発的なハウリングを監視し、瞬時にカットします。
オート調整機能の操作手順
1. マイクを使用する位置にセットして、マイクの
スイッチをONにします。
2. ON/OFFスイッチをON にします。(ON/OFF
インジケーターが点灯します。
3. マイク等を接続したチャンネル1〜6のフェーダ
ー、SENSつまみおよびマスター・フェーダー
を適量レベルまで上げて、使用状態にします。
4. AUTOSETスイッチを2秒以上押し続けます。
AUTO SETインジケーターが点滅し、ハウリングを
発生させながら、ハウリング発生ポイントを自動的
に検出、除去します。
5. AUTOSETインジケーターが点灯に変わって設
定が固定されます。
オート調整を途中で終了するとき
AUTO SETスイッチを押してください。AUTO SETインジケーターが点灯し、それまでに設定したアン
チ・フィードバック・フィルターが記憶されます。アンチ・フィードバック・フィルターが設定されなか
った場合は、AUTOSETインジケーターは消灯し終了します。
オート調整を初めからやり直すとき
AUTO SETスイッチを2秒以上押し続けてください。それまでに設定したアンチ・フィードバック・フィ
ルターをクリアし、もう一度ハウリング・ポイントの検出を開始します。
AUTO SETインジケーターが点灯あるいは点滅していても、ON/OFFスイッチがOFF(ON/OFFインジ
ケーター消灯)の場合は、オート調整機能は動作しません。オート調整をする場合は、かならず
ON/OFFスイッチをONにしてください。
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ON/OFFスイッチ
ON/OFFインジケーター
AUTOSETスイッチ
AUTOSETインジケーター

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