アンチ・フィードバックが動作しない
● アンチ・フィードバックのON/OFFスイッチがOFFになっていないか、確認してください。
● AUTO SETインジケーターが点灯あるいは点滅していても、ON/OFFスイッチがOFF(ON/OFFインジケ
ーター消灯)の場合は、オート調整機能は動作しません。オート調整をする場合は、かならずON/OFFス
イッチをONにしてください。
ハウリングが除去できない
● アンチ・フィードバック・フィルターの設定が終わったあとで、マイクの位置を変えると、ハウリングが
再び起きる状態になります。オート調整は、マイクを実際に使用する位置にセットして行ってください。
● オート調整中にマイクに音が入ると、ハウリング・ポイントを正確に検出することができません。オート
調整中はマイクに向かってしゃべったり、マイクに音を入力したりしないでください。
● オート調整中にハウリングが発生しますが、異常ではありません。難聴やスピーカー破損を防ぐために、
ハウリングが異常に大きくなる場合はチャンネル1〜6のフェーダーおよびマスター・フェーダーを下げて
ください。
● フェーダーを下げてオート調整した時など、アンチ・フィードバック・フィルターが設定されなかった場
合は、AUTOSETインジケーターが消灯します。AUTOSETインジケーターが消灯し、ハウリングが除去
できなかったときは、各機器のセッティング(CPM-300の各フェーダーが上がっているか、マイクのス
イッチは入っているか、等)を見直してもう一度オート調整を行ってください。
● アンチ・フィードバック機能が有効になるのは、モノ・チャンネル1〜6のみです。また、モノ・チャンネ
ル1〜6の信号のうち、各SENDつまみおよびマスター部のSENDつまみを通って内蔵デジタル・リバーブ
へ送られる信号には、アンチ・フィードバック機能はかかりません。内蔵デジタル・リバーブを使用した
ときに、アンチ・フィードバック機能でハウリングが除去できない場合は、デジタル・リバーブのLEVEL
つまみを一度左(−∞)に回しきった状態(デジタル・リバーブがかからない状態)にして、次の点を確
認してください。
○ハウリングがおさまるとき
内蔵デジタル・リバーブへ送られた信号に発生したハウリングです。この信号には、アンチ・フィードバ
ック機能はかかりません。モノ・チャンネル1〜6の各SENDつまみ、およびマスター部のSENDつまみを
適度に下げて、LEVELつまみを右(デジタル・リバーブがかかる状態)に回したときにハウリングがおこ
らないよう調整してください。
○ハウリングがおさまらないとき
アンチ・フィードバック機能で除去することができなかったハウリングです。各機器のセッティング等を
見直したうえで、もう一度オート調整を行ってください。
● 機器の状況や設定によりハウリングを完全に取れないことがあります。
チャンネル1〜6に入力した機器の音色が変化する
● アンチ・フィードバックのON/OFFスイッチをON にすることにより、チャンネル1〜6に入力されて
いる信号がアンチ・フィードバックに送られます。アンチ・フィードバック機能を動作させるときは、ア
ンチ・フィードバック機能による音質の変化を防ぐため電子楽器やCDプレーヤーなどのマイク以外の機
器はチャンネル7-8および9-10に接続してください。
録音中に発振音がする
● 録音用REC OUTジャック(RCAピン・タイプ)から外部に録音機器等をつないで録音するとき、録音機
器の出力をミキサー部にもどすと発振することがあります。録音中は、録音機器の出力を接続している入
力チャンネルのフェーダーを最小(∞)にしてください。
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