Min(最小)と Max(最大)のナゲーション・ボタンを使用できる検索もあり、これらのボタンと使うと、Zoom(ズーム)
モードが開き、現行のアクイジションにおけるその検索イベントの最小値または最大値で波形がディスプレイの中
央に表示されます。
Search(検索)バッジは作成順に並びます。Search(検索)バッジを削除しても、残りの波形バッジの順序や名前は
変わりません。Search(検索)バッジを移動させるには、バッジをごみ箱アイコンにドラッグしてオフにする必要があ
ります。
信号クリッピングと信号バッジ
警告:
プローブ・チップの電圧が過剰または危険な状態になった場合や、波形の垂直領域全体が表示されるよう
に垂直軸スケールが設定されていない場合には、クリッピングが発生します。プローブ・チップの過電圧は、オペ
レータの負傷、プローブや機器の破損を招く恐れがあります。
垂直軸がクリッピング状態になると、本機のチャンネル・バッジに三角形の警告マークと
”Clipping”
(クリッピング)の
文字が表示されます。そのチャンネルに関連する測定バッジにもクリッピング状態が表示されます。測定テキスト
が赤色になり、クリッピングのタイプ(正または負)が表示されます。
クリッピングのメッセージを閉じるには、波形全体が表示されるように垂直軸を変更し、過電圧ソースからプロー
ブ・チップを取り外し、適切なプローブを使用して正しい信号をプロービングしているかを確認します。
クリッピングが発生すると、振幅に関連する測定の結果が不正確になります。さらに、保存した波形ファイルの振
幅値も不正確になります。演算波形がクリッピングされている場合、その演算波形の振幅測定には影響を与えま
せん。
機器の詳細
MSO54 型、MSO56 型、MSO58 型のインストールおよび安全性に関するマニュアル 23