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2) BootDeviceConfiguration
ブートデバイスを設定することで、どのSCSIデバイスからサーバ本体をブー
トするか指定することができます。
・ BootTargetID
このオプションにより、どのSCSIデバイスからブートしたいか、SCSI
IDで指定することができます。デフォルト設定はSCSIID「0」です。
ここで選択されたSCSIIDはブートデバイスで構成されたIDと対応しな
ければなりません。
・ BootLUNNumber
ブートデバイスに複数のLUN(LogicalUnitNumbers)とMultipleLUN
Supportが「Enabled」になっている場合、このオプションを使用するこ
とで、どのブートデバイスからブートするか指定することができま
す。デフォルト設定はLUN「0」です。
3) SCSIDeviceConfiguration(#0〜#15)
このオプションにより、SCSIバスにある各SCSIデバイスに特定のパラメータ
を構成することができます。SCSIデバイスを構成するには、そのSCSIデバイ
スに割り当てられているSCSIIDを知っていなければなりません。
・ InitiateSyncNegotiation
このオプションを使用することで、SCSIデバイスと本カードの間での
同期データ転送ネゴシエーション(同期ネゴシエーション)を、本
カードにより起動できるようにするかどうかを決めることができま
す。デフォルト設定は「yes」です。
同期ネゴシエーションはSCSIの機能で、この機能により本カードと本
カードに接続されているSCSIデバイスが同期モードでデータを転送す
ることが可能となります。同期データ転送は非同期データ転送より高
速です。
SCSIデバイスがこの機能を起動した場合は、必ず本カードが同期ネゴ
シエーションに対して応答します。本カードもSCSIデバイスも同期ネ
ゴシエーションを起動していない場合は、データは非同期で転送され
ます。
ほとんどのSCSIデバイスが同期ネゴシエーションの機能をサポートす
るため、そして非同期データ転送より高速で転送することができるた
め、通常、この同期ネゴシエーションの開始の設定は「yes」のままに
しておいてください。