Avid Technology Pro Tools SYNC HD - Digital Clock Signal Types

第
5
章： 追加操作情報
129
フェーダー・スタートの使用
フェーダー・スタートは、
Pro Tools
のフェーダーが外
部機器の再生と停止をトリガーできるようにします。
SYNC
同期機器には、
2
つの
TTL
レベルと
4
つのリ
レーの、全部で
6
つの
GPI
出力があります。 これらの
出力の組み合わせによって、フェーダー・スタート機
能が使用できます。
フェーダー・スタートを実装するために、
Pro Tools
はセッションの最初の
2
つの
AUX
インプット・チャ
ンネルを
GPI
リレー出力
0
と
1
へマップします（ミッ
クス・ウィンドウでは左から右へ、編集ウィンドウで
は上から下へ）。
フェーダー・スタートの使用例
よくあるケースとしては、フェーダー・スタート機能
で
CD
プレーヤーの再生を操作します。
CD
プレー
ヤーの出力は、
Pro Tools
のステレオ
AUX
インプッ
トへルーティングします。
AUX
チャンネルのフェー
ダーが
-120dB
を越えて移動すると、
CD
プレーヤー
の再生が自動的にトリガーされます。
同様に、フェー
ダーが
-120dB
を下回って移動すると、再生が自動的
に停止します。
フェーダー・スタートの再生および停止用に
Pro Tools
トラックを設定するには：
1
［新規トラック］（
New Track
）ダイアログを使用
し、
2
つの新規
AUX
インプット・トラックを作成
します。
AUX
インプット・トラックがすでにある
場合は、
1
番目と
2
番目のトラック（編集ウィンド
ウの一番上、ミックス・ウィンドウの一番左）を使
用します。
2
Pro Tools
セッションの
1
番目に表示されている
AUX
インプット・トラックが
-120 dB
を越えたとき、
GPI
リレー出力アウトプット
3
（フェーダー・スター
ト
#1
）がオンになり、それ以外ではオフになります。
同様に、
Pro Tools
セッションの
2
番目に表示されて
いる
AUX
インプット・トラックが
-120 dB
超えたとき、
GPI
リレー出力
#4
（フェーダー・スタート
#2
）がオ
ンになり、それ以外ではオフになります。
Pro Tools
のミックス・ウィンドウまたは編集ウィン
ドウのチャンネル・ストリップの配置を変更した場合は、
現在の状態が反映されるよう
2
つの
GPI
出力が動的に
更新されます。
フェーダー・スタートのチャンネルは
表示された状態（非表示ではない）でなければなりま
せん。
GPI
の追加情報は「フェーダー・スタートの
GPI
リレー配線」（
153
ページ）をご参照ください。
フェーダー・スタートの使用には、配線の特定の
要件があります。 「フェーダー・スタートの
GPI
リレー配線」（
153
ページ）をご参照ください。
トラックの配置を変更するには、ミックス・ウィ
ンドウのトラック名を左右にドラッグするか、編集
ウィンドウのトラック名を上下にドラッグします。
詳しくは、
『
Pro Tools
リファレンス・
ガイド』
をご参照ください。