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Avid Technology Pro Tools SYNC HD - Word Clock In; Word Clock Out; Loop Sync In; Loop Sync Out

Avid Technology Pro Tools SYNC HD
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Pro Tools | SYNC HD
ガイド
136
バイフェイズまたはタコ機器のフレームあたりのパル
ス数にはいくつかの異なる規格があります
SYNC HD
が外部機器のバイフェイズ
/
コ・エ
コーダーの
PPF
レートに一致するよう、
Pro Tools
ら設定できます。
厳密に言えば、バイフェイズ
/
タコ信号はクロック・
リファレンス信号であり、それ自体の位置情報は含ん
でいません。
しかし、
SYNC HD
が位置情報を計算す
るのに十分な情報を含んでいます。
バイフェイズ
/
タコ信号は、
2
つの方形波を使って、クロ
ック・リファレンスとして機能することができるパル
スを生成します。
2
つの方形波は
90°
異相となっており、
下図のようなパターンになっています。
バイフェイズ信号を使用することにより、
SYNC HD
は、
どの波形が他の波形に比べて「高く」読み取られてい
るかに基づいて信号の方向(早送りまたは巻き戻し
を推定することができます。
たとえば、ある撮影機器
では、前方向に動作しているとき、
SYNC HD
は「
A
波が「
B
」波に先行する(
A
波のピークが
B
波のピーク
の前にある)バイフェイズ信号を生成します。
この機器
が逆方向に動作するときは、
B
波が
A
波に先行します。
しかしこれとは逆に動作する撮影機器もあるため
SYNC HD
では入力信号オプションで適切な選択(早
送り
= A
B
に先行または早送り
= B
A
に先行)
行えます。
タコ信号の方向計算は、少し異なります。
タコも
2
の信号を使用します。
A
号は、クロック情報を供
給する方形波です。
B
信号は、方向を示す定常状態
(高または低)です。
すべてのタコ生成装置が同じ方
B
信号を使用するわけではありませ
しかし
SYNC HD
の入力信号オプションでは適切な方法(タコ
早送り
= B
が低、またはタコ
早送り
= B
が高)を選
択できます。
SYNC HD
に最初のクロック信号の開始フレームが
指示される限り、
SYNC HD
がバイフェイズ
/
タコ信
号をどのように使って方向を決定するか信号をク
ロック・リファレンスとしてどのように使用するかが
理解できるでしょう。
パイロット・トーン
SYNC HD
特定の種類のオープンリールオー
ディオテープコーダーに同期(またはレコーダー
からオーディオを転送)するために、外部パイロット
トーン信号に追従することができます。
一般的に、パイロットトーンとは「回線周波数」または
「本線周波数」(電力会社から
AC
線間電圧により送信
される周波数と同一)で伝達される正弦波リファレン
ス信号のことをいいます。
パイロットトーンは、ロケーションフィルム撮影で、
フィルムまたはビデオカメラとポータブル
1/4
インチ
アナログ
ATR
Nagra
または
Stellavox
製のものなど)
間の同期リファレンスを確立するのに使用されます。
ロケーション撮影中、カメラを
AC
線間周波数(国に
より
60Hz
または
50Hz
にクロック参照することによ
りパイロットトーンが供給されます。この周波数は
のちに
ATR
のクロックリファレンスに使用されます
結果として、カメラと
ATR
の両方が同じ速度で動作
するようになります。
手軽ですぐに使用可能なロケーション制作用の「ハウ
スシンク」としてパイロットトーンを考えるとよいで
しょう。
ポータブル
DAT
レコーダーなどの新世代の
フィルムカメラの多くがタイムコードに対応してきて
いるため、近年ではタイムコードに取って代わられつ
つあります。
パイロットトーンは位置情報を含んでおらず、単なる
クロックリファレンスである点にご注意ください
1/4
インチ機器の多くには、タイムコードまたはパイ
ロット用のセンター・トラックがあります。
バイフェイズ
/
タコ信号
矩形波
A
矩形波
B

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