QL5/QL1
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4.フェーダー検査
条件 「フェーダー検査用シーンデータ」は、
「SEISAN1.QL5A」ファイルを使用します。
検査
シーン1〜シーン4をそれぞれリコールして、フェーダー
を動作させ、以下の確認を行います。
判定基準1
上記操作にて、‒∞・+10dBの指標停止時に振動する
フェーダーが無いことを確認します。
シーン3、4リコール時のフェーダー移動中(フェードタ
イム中)に、振動するフェーダーがないこと、かつ隣の
フェーダーと比べて0.5秒以上遅れるフェーダーがないこ
とを確認します。
判定基準2
フェーダーの位置が以下であることを確認します。
①全フェーダーが一番上にあるとき
全フェーダーが、10dBの指標から2mm以内の位置に
あることを確認します。
②全フェーダーが一番下にあるとき
全フェーダーが、‒∞の指標から2mm以内の位置にあ
ることを確認します。
5.音出し検査
以下の項目を聴感確認します。
①ANALOGINPUT、ANALOGOUTPUT
条件 INPUT1→OMNIOUT7で検査します。
WORDCLOCKは下記を選択し、15秒以上検聴し
て音切れが無いことを確認します。
1)DANTE48kHz
2)DANTE44.1kHz
②EFFECT機能(DSP6動作確認)
条件「音出しシーンデータ」は、「SEISAN1.QL5A」ファ
イルを 使 用します。
WORDCLOCK を INT48kHz にします。
DANTE 入力から音楽信号を入れ、PHONESOUT
を検聴します。
DANTE 入 力 か ら 音 楽 信 号 を 入 れ るた め に は、
Cubase を使用します。
詳細は、「DANTE 音出し検査」の項を参照してくだ
さい。(172 ページ)
検査
シーン5(Reverb)をリコールし、信号を最低15秒間確認
します。
A.48kHz+4.1667%(50kHz)
条件 WORDCLOCKINの検査時は、発信器の周波数
設定を50kHzにします。
DeviceConfig画面内のSampleRate欄を設定しま
す。
SampleRate:48k
Pull-up/down:+4.1667%
①歪率(WORDCLOCKIN)
B.44.1kHz‒4%(42.336kHz)
条件 WORDCLOCKIN検査時は、発信器の周波数設
定を42.336kHzにします。
DeviceConfig画面内のSampleRate欄を設定しま
す。
SampleRate:44k
Pull-up/down:-4%
①歪率(WORDCLOCKIN)
3-4.ジッター測定
条件 SystemTwoを使用します。
Sec,PKを選択します。
BW:700Hzto100kHzを選択します。
DIGITALOUTで検査します。
A.WORDCLOCKINT
条件 WORDCLOCKは下記表の値を選択します。
①ジッター
B.WORDCLOCKEXT
条件 WORDCLOCKはWCINを選択します。
検査時は、発信器の周波数設定を下表の値にしま
す。
①ジッター(WORDCLOCKIN)
WORDCLOCK 許容範囲
INT44.1 kHz
2nsec 以下
INT48 kHz
2nsec 以下
WORDCLOCK 許容範囲
44.1 kHz
10nsec 以下
48 kHz
10nsec 以下
入力周波数 出力レベル 許容範囲
1 kHz +22 dBu
0.02%以下
入力周波数 出力レベル 許容範囲
1 kHz +22 dBu
0.02%以下