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確認方法:
1. レーザパワーメータをディスク挿入口から挿入し , 光
ピックアップの対物レンズ上にセットする。(うまく
セットできない場合はmボタン, Mボタンで光ピッ
クアップを移動する)
デジタルボルトメータをBD基板のCN1051pin(I+3V)
と2pin(IOP)に接続する。
2. 次に lAMSL つまみを回しLDPWRCHECK
(C13)と表示させる。
3. YESボタンを一度押しLD0.9mW$ □□と表示させ
る。
このときレーザパワーメータの読みが規格値であること
を確認する。
規格値:
レーザパワーメータの読み:0.84〜0.92mW
4.
次にYESボタンをもう一度押しLD7.0mW$□□と
表示させる。
このときレーザパワーメータ,デジタルボルトメータの読
みが規格値であることを確認する。
規格値:
レーザパワーメータの読み:7.0mW±0.2mW
デジタルボルトメータの読み:
光ピックアップのラベル表示値±10%
5.
MENU/NOボタンを押してLDPWRCHECK(C13)
と表示させレーザ発光を止める。
(MENU/NOボタンはいつでも受け付け , レーザ発光を
止めます)
注1: 4手順の後,次にYESボタンを押す度にLD0.7mW$
□□,LD6.2mW$□□,LDWPホセイ$□□
と表示が切り替わりますが特に何もする必要は有りま
せん。
4-4-3. IopCompare
現時点のレーザパワー7mw出力時のIop値と不揮発メモリに
書き込んである基準Iop値(通常工場出荷時)と比較し増減
の割合をパーセントで表示します。
注: 光ピックアップ自体の温度がほぼ室温の状態で行うよ
うにして下さい。
操作方法:
1.
lAMSL つまみを回しIopCompare(C27)と
表示させる。
2. YESボタンを押すと計測を開始します。
3. 計測が終了すると表示が±xx%yyに変わります。
xxは増減の割合で,yyはその増減が許容範囲かどうか
OK/NGで表示されます。
4. MENU/NOボタンを押すことで終了します。
4-4-4. AUTOCHECK
このテストモードは,CREC,CPLAYを自動で行い,主に光ピッ
クアップの特性確認を行います。このテストモードを行うに
は,まずレーザパワーの確認が出来ているということが条件に
なるので,レーザパワーチェックとIopCompareを行ってから
AUTOCHECKをおこなって下さい。
操作方法:
1. YESボタンを押します。このときLDPWR ミチェッ
クと表示されたらレーザパワーチェックをおこなって
いないということなので,まずレーザパワーチェックと
IopCompareをおこないもう一度1.からやり直してくだ
さい。
2. ディスクがメカデッキの中に入っている場合,そのディ
スクは強制的にイジェクトされます。DISCINの表示
がでるので,記録してもよいテストディスク(MDW-74/
GA-1)を入れてください。
3. 2.でディスクがローディングされると,自動的にチェッ
クが始まります。
4. XXCHECKと表示されているとき,XXに相当する項
目のチェックを行っています。
06CHECKが終了すると ,2. で入れたディスクがイ
ジェクトされます。ここで,DISCINと表示されるの
で,チェックディスク(MD)TDYS-1を入れてください。
5. ディスクがローディングされると,07CHECKから自
動的にチェックが再開されます。
6. 検査項目12までが終了すると,チェックOKあるいはNG
が表示されます。全ての項目がOKのときCHECKALL
OKと表示され,項目のうち一つでもNGのときはNG
:xxxxと表示されます。
CHECKALLOKと表示したときは光ピックアップに問題
は有りません。他のスピンドルモータ ,スレッドモータ等の
動作確認をして下さい。
NG:xxxxと表示したときは光ピックアップに不具合が有
ります。光ピックアップの交換をして下さい。
KMS-260B
27X40
B0825
この場合はlOP=82.5mA
lOP(mA)=デジタルボルトメータの読み(mV)/1(Ω