Avid Technology Pro Tools SYNC HD - Page 121

第
4
章：
Pro Tools | SYNC HD
の使用
115
LTC
生成
/
再生成
LTC
の再生成
SYNC HD
は、外部ポジショナル・リファレンスが
1x
の通常の前進速度（
±10%
）で移動しているときに
LTC
を再生成します。
第
2
章「インストールと設定」の説明の通り
LTC
が正
しくルーティングされていることを確認してくださ
い。
SYNC HD
の
LTC
出力の信号レベルを調整する
必要がある場合は、「
LTC
出力レベル
/
ゲインを調節す
る」（
106
ページ）をご参照ください。 また、「サーボ・
ゲイン」（
126
ページ）の説明の通りに、
SYNC HD
の
LTC
サーボ・ゲインを調整することもできます。
LTC
を
Pro Tools
から再生成するには：
 ［セッション設定］（
Session Setup
）ウィンドウの
［
SYNC
設定］（
Sync Setup
）セクションで、いずれ
かの外部ポジショナル・リファレンスを選択します。
フロントパネルのコントロールから
LTC
を再生成す
るには：
 ［
Positional Reference
］スイッチを押し、外部ポ
ジショナル・リファレンスを選択します
（［
Generate
］を選択しないでください）。
有効なポジショナル・リファレンス信号を受信すると、
SYNC HD
が
LTC
を生成します。
LTC
を生成する
ジェネレーター・プリセット・モードでは、
SYNC HD
は外部または内部クロック・リファレンスを使用して
LTC
を生成します。 始める前に、
LTC
が正しくルー
ティングされており、その他のすべての装置が正しく
設定されていることを確認してください。
必要に応
じて、送信先機器の入力レベルを調整します。
ProTools
を使って
LTC
を生成するには：
1
拡張トランスポート・ウインドウで、［
GEN LTC
］
をクリックします。
2
Pro Tools
の録音または再生を開始します。
Pro Tools
は、セッションのタイムラインへ同期するタイム・
アドレスを使って
LTC
生成を開始するよう
SYNC HD
に指示します。
フロントパネルのコントロールを使って
LTC
を生成
するには：
1
［
Positional Reference
］スイッチを押し、
［
Generate
］を選択します。
2
［
Set
］、［
Up
］、［
Down
］スイッチを使って、タイ
ムコード・スタートを時：分：秒：フレームで設定
します。
手順については、「ジェネレーターの開始
時間」（
114
ページ）をご覧ください。
3
生成を開始するには、［
Run/Stop/Clear/Esc
］スイッ
チを押して放します。
VITC
生成
/
再生成
VITC
の再生成または生成に
SYNC HD
を使用する
場合は、
VITC
を既存のビデオ信号に挿入することに
なります。
入力は、以下のルールに従って行われます。
VITC
ビデオ・ソースのルール
SYNC HD
には
2
つのビデオ入力（［
Video In
］と
［
Video Ref
］）があります。 この
2
つの信号のどちらに
VITC
が適用されるかは、以下のルールに従います。
 クロック・リファレンスが
2
つのビデオ入力のいず
れかに設定されている場合は、
VITC
は［
Video Ref
］
インプットのビデオ信号に適用されます。
 これ以外のポジショナル・リファレンスとクロック・
リファレンスの組み合わせでは、
VITC
は［
Video In
］
コネクターのビデオ信号に適用されます。
また、
VITC
を外部ソースから読み込んでいるときは、
SYNC HD
は新規
VITC
を挿入しません。 これは、
ビデオ・ストリームの既存の
VITC
の損失を防ぐ安全機
能です。
ポジショナル・リファレンスが［
VITC
］または
［
LTC/VITC
自動切替］に設定されているときは、
VITC
は決して挿入されません。
選択した［
Gen LTC
］設定は、もう一度変更しな
いかぎり、セッションからセッションへ設定され
たままです。