Micro GC 3000A Operating Manual 
トラブルシューティング
クロマトグラフの問題 
3. 
ピークの頂点が変形している場合。
「煙草」形の頂点
• 
検出器の過負荷が原因として考えられます。ひどい場合には、注入
量を 2 倍にしても、ピークの大きさがほとんど、またはまったく変
 
わらないことがあります。 
サンプルの注入量を減らします。検出器が反応の上限に達している
ため、通常の動作範囲に戻すには、注入量の大幅な削減が必要です。
 
4. 
ピークの頂点が割れている場合。
•
 
低温で実行して、これがピークの合成によるものではないことを確
認します。
 
サンプルの注入量を少なくとも 10 分の 1 にして、分析を繰り返しま
す。ピーク割れが消えた場合には、検出器の過負荷が原因です。こ
 
れにより、通常は直線性も向上します。 
熱伝導率検出器とヘリウムキャリアを使って分析した水素のピーク
は、頂点が分裂していることがよくあります。ピーク割れがなくな
 
るまで、サンプルの量を減らしてください。 
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