Micro GC 3000A Operating Manual
トラブルシューティング
クロマトグラフの問題
チューブの検査
1.
2.
3.
GC のカバーを取り外します。
GC モジュールの後のガングブロックに接続するチューブを調べます。
チューブは適切に接続されていますか。
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はい — 107 ページの「キャリア入力の試験」に進みます。
いいえ — チューブを再接続して、106 ページの「フロー試験」に戻
ります。
キャリア入力の試験
1.
2.
キャリアガスを 80 psig に設定して、ガングブロックの止めねじを緩めます。
ガスが漏れる音が聞こえますか。
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はい — GC モジュールが損傷しています。交換するか、返品して修理
します。
いいえ — マニホールドアッセンブリが詰まっています。 全体をイン
フィコンに返品して修理します。
クロマトグラフの問題
この節では、クロマトグラフの予想外の動作の診断、および可能性がある原
因の特定と対策について取り上げます。問題の発生源は、次のように多数あ
ります。
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電気的故障または機械的故障
ガス管、インジェクタ、カラム、検出器の汚れ
誤った、または不適切な設定値
リークやにじみなどのクロマトグラフ上の障害
これらは、しばしば相互に影響し合います。たとえば、上記の発生源のどれ
からでもベースラインの問題が発生する可能性があります。したがって、こ
の節では、症状別に分類して、最も可能性の高い原因を挙げています。
ベースラインの症状
位置
ベースラインの位置が実行中に突然変化します。原因としては次のものが考
えられます。
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フィラメントの障害
バルブの障害
EPC の障害
設定画面でハイライト表示されている警告または変更した実行設定を調べま
す。問題を改善し、サンプルを再分析します。
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