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無線アクセスポイント設定(DSR-1000Nのみ)
SETUP > Wireless Settings > WDS メニュー
WDS (Wireless Distribution System) は、ネットワークにおいてアクセスポイントの無線相互接続を有効にするシステムです。本機能は、同じタイプ
のデバイス間でのみ正常な動作を保証されます。
1. SETUP > Wireless Settings > WDS の順にメニューをクリックし、以下の画面を表示します。
図 6-17 WDS CONFIGURATION 画面
本機能は、同じタイプ(つまり、同じチップセット / ドライバを使用する) のデバイス間でのみ正常動作が保証されます。本シリーズでは
DSR-1000N 間となります。
WDS リンクが有効である場合には、デフォルトアクセスポイントと同じセキュリティ設定を使用します。WDS リンクが適切な WPA/WPA2 をサポー
トしないと、WPA キーのハンドシェークが実行されません。代わりに、WDS Peer と共に使用されるセッションキーは、(WPA PMK を計算するのに
使用するものと同じ) ハッシュ関数を使用して計算されます。本関数には、(WDS ページで管理者が設定可能な) PSK と(設定ができない)内部の
「magic」文字列を入力します。
事実上は、WDS リンクは、デフォルト AP に設定された暗号化に従って TKIP/AES 暗号化を使用します。デフォルト AP の場合、暗号を組み合わせて
使用します(TKIP+AES)。WDS リンクでは AES 暗号化方式を使用します。
WDS リンクが適切に機能するためには、WDS ピアにおける無線帯域設定を同一にする必要があります。
WDS ページは 2 つのセクションから構成されています。
項目 説明
WDS Conguration
すべての WDS ピアによって共有される一般的な WDS 設定を提供します。
WDS Enable ボックスをチェックします。
WDS Encryption 使用する暗号化のタイプを表示します。OPEN/64 ビット WEP/128 ビット WEP/TKIP/AES の 1 つです。ボックスを通過
するのに使用されるパラメータ (CCMP または AES)です。
WDS Security
現在 WDS リンクで実行されているスキームを表示します。
WDS Authentication
現在 WDS リンクで実行されているスキームを表示します。
WDS Passphrase これは選択した暗号化が TKIP/CCMP である場合に必要です。ASCII 文字列 (8-63 文字) とします。WDS 設定ページでは、
セキュリティを TKIP/AES モードに設定する場合、本欄は必須であり、2 つの WDS ピアは同一にある必要があります。
WDS リンクは接続に PSK としてこれを使用します。
DUT's MAC Address デバイスの MAC アドレスを表示します。これを本デバイスに接続する WDS ピアに指定するものとします。(同様に、
2 つのデバイス間で WDS リンクを確立するために、WDS ピアの MAC アドレスを本デバイスに設定するものとします。)
WDS Peer Mac Addresses
現在デバイスで設定されている WDS ピアのリストを表示します。「Add」/「Delete」ボタンを使用してピアエントリを追加 / 削除できます。最大
4 つまでの WDS ピアをいずれのモードでも設定することができます。
DSR に WDS 機能を設定する場合、各デバイスは同一の無線設定(無線モード、暗号化、認証方式、WDS パスフレーズ、WDS MAC アドレ
ス、および無線 SSID)を持つ必要があります。