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いろいろな演奏モード
2つの音色を重ねて演奏する(レイヤー・モード)
2つの音色を重ねた音で演奏することができます。これを、
レイヤー・モードと呼びます。
1. 重ねる音色の音色ボタンを2つ同時に押します。
選ばれた2つの音色のボタンが点灯します。
他のバンクの音色を使いたいときは、シングル・モー
ドでバンク(音色)を前もって選んでください。
たとえば、ジャーマン・グランド・ピアノとジャズ・オ
ルガン2の音色を重ねるときは、PIANO1にはバンク1
(ジャーマン・グランド・ピアノ)を、またORGAN1に
はバンク2(ジャズ・オルガン2)を選んだ後、両方のボ
タンを同時に押してください。
2つの音色の音量は、FUNCTIONボタン、HARPSI/
CLAVボタンを順番に押し、+、-ボタンで調整しま
す。調整後、もう一度FUNCTIONボタンを押します。
(下記の「レイヤー・モードの各種設定」および80
ページの「ファンクション・モード」参照)
2. シングル・モードに戻るときは、音色ボタンを1つだけ
押します。
シングル・モードに戻ります。
レイヤー・モードを選ぶと、選んだ音色のオシレーター
数によって同時発音数が制限されます(
84ページの
「最大発音数について」
参照)。
同じ音色ボタンに割り振られたバンクが違う音色
(PIANO1のジャーマン・グランド・ピアノとジャズ・
ピアノなど)を選ぶことはできません。
レイヤー・モードの各種設定
レイヤー・モードでは音色間の音量バランスをとったり、
音色ごとにオクターブをずらしたり、音色ごとのダンパー・
ペダルの有効、無効を設定できます(80ページの「ファン
クション・モード」参照)。
選んだ2つの音色のボタンの位置関係が左側で上段にあ
るほうがレイヤー 1、他方がレイヤー 2になります(下
図参照)
。
た と え ば、E.PIANO1とORGAN1を 選 ん だ 場 合 は、
E.PIANO1がレイヤー 1、ORGAN1がレイヤー 2にな
ります。
2人で演奏する(パートナー・モード)
鍵盤を左側と右側で分けて、2人の演奏者が同様の音域で
演奏をすることができます。これをパートナー・モードと
呼びます。
1. パートナー・モードに入るには、まず電源ボタンを1秒
程度押して、電源を切ってください。
2. 電源が切れた状態で、BANKボタンを押したまま電源
ボタンを押して離します。ディスプレイ右下にドット
が表示されたらBANKボタンを離してください。
パートナー・モードのときは、ディスプレイ内右下の
ドットが表示されます。
鍵盤の左側と右側がPIANO1の音色になります。
右側E4 ~C8の鍵盤は2オクターブ低い音域(E2 ~C6)の
音色が出ます。左側A0 ~ E
♭
4の鍵盤は2オクターブ高い音
域(A2 ~ E
♭
6)の音色が出ます。
3. 両側の音色を変えたいときは、音色ボタンを押します。
両側とも同じ音色に変わります。
4. 左側と右側で任意の音色に変えたいときは、使用する
音色の音色ボタンを2つ同時に押します。
選ばれた2つの音色のボタンが点灯します。
選んだ2つの音色のボタンの位置関係が左側で上段にあ
るほうが左側の鍵盤の、他方が右側の鍵盤の音色になり
ます。たとえば、E.PIANO1とORGAN1を選んだ場合
は、E.PIANO1が左側の鍵盤、ORGAN1が右側の鍵盤
の音色になります。
また、バンクを変えた音色を使うときは、シングル・モー
ドで各音色ボタンを押したときのバンク(音色)を前
もって選んでください。
左右の音色の音量は、80ページの「ファンクション・
モード」の「レイヤー・モード(またはパートナー・モー
ド)の音量バランス」で調整できます。
ダンパーを使うときは、向かって右側のダンパー・ペダ
ルが右側の音色、左側のソフト・ペダルが左側の音色の
独立したダンパー・ペダルとして使用できます。
なお、中央のソステヌート・ペダルは動作しません。
5. パートナー・モードから抜けるには、電源を切ります。
次に電源ボタンだけを押して電源を入れると、通常の
状態(シングル・モード)になります。
パートナー・モードでは自動演奏やユーザー・ソング
の録音、再生はできません。また、ファンクション・モー
ドのパートナー・モードの音量バランス以外の設定、
およびMIDI設定モードは使用できません。
左側演奏者用
音の高さA2からE
6
右側演奏者用
音の高さE2からC6
A0
E
4
E4