3.5 アナログ表示部
本機は LCD 上部にダイヤルゲージを模したアナログタイプの目盛りと指針を常に表示して
おります。これらに加え、公差判定中は上下限位置が、最大・最小値ホールド・TIR モードで
は最大・最小値位置が点滅表示されます。
3.5.1表示レンジの切換え
各針がオーバーレンジしている時などに、アナログ表示の示すレンジ(範囲)を切換えます。
• [RANGE/→Adj.←]キーを短く押すごとに、以下のように切換わります。
最小表示量 表示レンジ(片側)の切換わり (ループ)
0.001mm
0.02(mm) →0.04 →0.1 →0.2 →0.4
0.01mm
0.2(mm) →0.4 →1 →2 →4
.00005”
0.001(”) →0.002 →0.004 →0.01 →0.02
.0005”
0.01(”) →0.02 →0.04 →0.1 →0.2
.0001”
0.002(”) →0.004 →0.01 →0.02 →0.04
.001”
0.02(”) →0.04 →0.1 →0.2 →0.4
3.5.2指針のセンタリング
指針がアナログ表示の範囲外になっている時などに、指針の表示位置を目盛り中央に移動
します。ダイヤルゲージでベゼルを任意の目盛りにずらすことと同じ意味です。
• [RANGE/→Adj.←]キーを 2 秒以上押すと、指針が目盛り中央に移動します。
注記
y 指針の位置は、現在の測定位置を中央とします。
たとえば、10.000±0.02 という寸法公差を判定する場合(上下限値設定:10.020&9.980)
0.000
<
10.004
O
10.004
O
10.004
O
[RANGE]<2sec[RANGE]>2sec
0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02
0.04
0.04
3.6 カウント方向の切換え
通常は押し込み方向を正として測定しますが、押し込み方向を負として測定できます。
• 通常モードにて、[+/-]キーを押すことで、カウント方向が逆向きになります。(“REV”表示)
3.7 ファンクションロック
•
各モードにて、[+/-]キーを 2 秒以上押すことにより、ON/OFF とホールドの解除以外のキー入
力を受け付けなくすることができます。(ロック表示)
• ロック状態は、[+/-]キーを 2 秒以上押すことで解除できます。
• ロック状態は、[+/-]キーを 2 秒以上押すことで解除できます。
MANUAL No.99MAH001B2
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