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VOX Dynamic Looper取扱説明書
プログラムを演奏してみましょう
Dynamic Looperでは、プリ・エフェクトとループ・エフェクトを組み
合わせたものをプログラムといいます。このプログラムを100個内蔵
しています。
これらのプログラムを選択し、ギターやマイクからの音にエフェクトを
かけて録音したり、録音したフレーズにエフェクトをかけたりします。
ギターの演奏やマイクからの入力音にエ
フェクトをかける
ここでは、プログラムをいくつか選択して演奏してみましょう。
1.
DynamicLooperにギターやマイク、アンプなどを接続して電
源をオンにします。
)
142 ページ「接続して電源をオンにしてみましょう」
2.
プログラム/バリュー・ディスプレイにプログラム・ナンバーが表
示されていることを確認します。
ディスプレイにプログラム・ナンバー以外の値が表示されている
場合や表示が点滅している場合は、CANCELボタンを押してく
ださい。プログラム・ナンバーが表示されます。
Dynamic Looperには、プリセットとユーザーの2種類のプログ
ラムが内蔵されています。
P01~P50: プリセット・プログラムです。プリセット・プログラム
には保存ができません。
U01~U50: ユーザー・プログラムです。工場出荷時はプリセット・
プログラムと同じになっていますが、ユーザー・プログラムでは
エ
フェクトの種類やパラメーターの値を自由に変更し、保存するこ
とができます。
WRITEボタンを約2秒間押したままにすると、プリセット・プログ
ラムとユーザー・プログラムが交互に切り替わります。
3.
PROGRAMUPペダルでプログラムを切り替えます。
PROGRAM UPペダルを押すと、プログラム・ナンバーが1つ大
きいプログラムに切り替わります。
PROGRAM UPペダルを押しながらTRIGGER/TAPペダルを
押すと、プログラム・ナンバーが1つ小さいプログラムに切り替わ
ります(PROGRAM DOWN)。
また、AUTO RECボタンとCANCELボタンを同時に押すと、プ
ログラムを10ずつ進めることができます。
4.
プリ・エフェクトの効果が得られない場合は、PREFXTARGET
ボタンを押して、プリ・エフェクトをかける入力を選択します。
ボタンを押すたびに、以下のように設定が切り替わり、ボタンが
点灯する色で示します。
緑色: INPUT端子からの入力に対してプリ・エフェクトがかかり
ます。
Hint: ギターとマイクの両方を接続している場合、マイクから
の信号は(プリ・エフェクトの効果がかからないで)そのまま出力
されます。このときはMIC IN端子からの音声を無効(ミュート)
にすることができます。PRE FX TARGETボタンを押しながら
EDITノブを回します。ディスプレイに設定が表示されます。
CoF:MIC IN端子からの音声を無効(ミュート)。
Con: MIC IN端子からの音声を有効。
赤色: MIC IN端子からの入力に対してプリ・エフェクトがかかり
ます。