プローブを替えるたび、または異なる塗膜を測定するたびに膜厚計を校正
する必要があります。
10.1 作業を始める前に
1 本体の電源を⼊れます(jp-5ページのセクション4.3を参照)。
2 プローブを接続します(jp-6ページのセクション4.4を参照)。
3 必要に応じて、センサー⾯へのオイルの塗布、プローブチップの交
換を⾏います(jp-6ページのセクション4.5、およびjp-7ページのセク
ション4.6を参照)。
オイルの塗布が必要になったときと、プローブチップが摩耗または損傷したため交
換が必要になったときは、本体画⾯にそれぞれメッセージが表⽰されます。
10.2 1点式校正
この⽅法は、乾燥膜厚計などの他の装置で既に測定済みで、その膜厚がわ
かっている⾒本を1つ必要とします。
⾒本が⼿に⼊らない場合は、Elcometer 500⽤校正⽤⾦型(Coating
Calibration Mould:CCM)を使って作製することができます(jp-22ページ
のセクション11を参照)。
1 メニュー→校正→校正⽅法を押し、[1点]を選択します。[1点]を既
に選択している場合は、メニュー→校正→校正するを押します。
現在選択している校正⽅法を⽰すアイコンが、画⾯の右端に表⽰されています。
2 プローブが摩耗していないことを確認し、正確で繰り返し性の⾼い
測定を⾏うために、プローブのゼロ点を調整するようにというメッ
セージが表⽰されます。プローブの接触⾯をきれいにしてから空中
に差し出し、[ゼロ]を押してください。
プローブのゼロ点調整は、膜厚計の校正⼿順の⼀部ですが、センサー⾯に適量のオイルが塗布
されていることとプローブチップの摩耗状態を確認するために、いつでも⾏うことができます。
詳しくは、jp-24ページのセクション12「プローブのゼロ点調整」を参照してください。
3 画⾯の指⽰に従って、塗装済みの⾒本にカプラントを塗ります。
膜厚のわかっている塗装済み⾒本が⼿に⼊らない場合は、Elcometer 500⽤校正⽤⾦型
(CCM)を使って作製することができます(jp-22ページのセクション11を参照)。
10 膜厚計の校正
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jp-16
R
9 校正⽅法(続き)