9
5.3. ヘッドセット
ヘッドセットは、1 1/8”(2.86 cm)(41.8 x 30.5 x 8 mm x 45 x 45 °)のCampagnolo Standardに
適合しているアッパーベアリングと、1.5”(52 mm x 40 x 7 mm、45 x 45 °)のロワーベアリングを
使用しています。交換ベアリングはスペシャライズドのヘッドセット仕様に適合していることを確
認してください。どちらのベアリングの取り付けおよび取り外しにも、ツールは必要ありません。取
り付ける前に ベ アリングにグリスを塗 布してください。
5.4. チェーンガイド
チェーンガイドの位置の設定
ガイドにあるチェーンのインプリントを、チェーンリング上でチェーンが 来るべき位 置 に 合 わ せ
ます。
チェーンを最も低い(最も大きな)ギアに位置させ、サグ(エア圧)を約50%(ショックから空気
をいくらか抜きます)の 状 態 にして、チェーンガイドとチェーンの 間 隔をチェックします。この 時
点でチェーンガイドとチェーンが接触する場合は、接触しなくなるまでブラケットを上に回転さ
せます。
6. メンテナンスに関する基本的な情報
LEVO SLはハイパフォーマンスなバイクです。すべての定期メンテナンス、トラブルシューティング、
修理およびパーツの交換は、スペシャライズド正規販売代理店にご依頼ください。お使いのバイ
クのメンテナンスに関する詳細は、オーナーズマニュアルを参照してください。さらに、オーナーズ
マニュアルに記載されているとおり、ライドの前には必ず安全点検を定期的に実行してください。
カーボンファイバーまたは複合素材に損傷を与えないように十分注意してください。損傷が構
造上の完全性を損なう原因となり、致命的な障害を引き起こす可能性があります。損傷は、検
査の際に目に見える場合と見えない場合があります。ライドの前には毎回、またいかなる衝突
の後にも、注意深くバイクを点検し、摩耗、へこみ、塗料への傷、欠損、折れ、または他の損傷の
兆候がないかどうか確認してください。これらのいずれかが見つかった場合、ライドしないでく
ださい。衝突が起こった後は、その後ライドを行う前に、スペシャライズド正規販売代理店で完
全 な 検 査 を受 け てくだ さい 。
ライディング中は、きしみ音がないか注意して聞いてください。きしみ音はコンポーネントに問
題が少なくとも1つはあることを示している場合があります。定期的に明るい日差しの中です
べての表面を点検し、溶接部、継ぎ目、穴、他のパーツとの接触部など、力のかかる箇所に細か
いひびや疲労がないかどうかチェックしてください。どんなに小さいものであっても、きしみ音
が聞こえる場合、過度の消耗の兆候を見つけた場合、ひびを発見した場合、またはバイクに損
傷がある場合は、直ちにライディングを停止し、スペシャライズド正規販売代理店で検査を受
け てくだ さい 。
寿命およびメンテナンスの種類と頻度は、使用状況、ライダーの体重、ライディングコンディショ
ンおよび/または衝撃などの要因によって異なります。またLEVO SLは、電動アシストドライブ
システムを使用しているため、同じ時間内でより長距離の走行が可能です。コンポーネントは、
それぞれが異なる割合で消耗されて行きます。ドライブトレインおよびブレーキのコンポーネン
トは、特に消耗しやすいものです。定期的にお近くのスペシャライズド正規販売代理店でバイク
とコンポーネントの検査を受け、消耗がないかどうかチェックしてください。
過酷な要因、とりわけ塩分を含んだ空気(例えば海の近くでのライディングや冬のライディング
など)によって、クランクスピンドルやボルトなどのコンポーネントが電解腐食を起こし、消耗が
加速して寿命を短くする恐れがあります。埃もまた、表面やベアリングの消耗を加速させます。
ライドの後は必ずバイクの表面を洗浄してください。スペシャライズド正規販売代理店で、洗
浄、腐敗の兆候および/またはひび割れのチェック、潤滑油の塗布など、バイクのメンテナンス
を定期的に受けてください。フレームや他のコンポーネントに腐食やひびを発見したら、そのア
イテムを交換する必要があります。
ドライブトレインのメーカーの指示に従って、ドライブトレインの洗浄と潤滑油の塗布を行って
くだ さい 。
ベアリングに高圧洗浄機を直接使用しないでください。庭で使用する一般的なホースの水であ
っても、ベアリングのシールやクランクインターフェイスの中に水が浸入し、ベアリングとクラン