デュアルサンプリング を使 用する:
1
MAIN
MENUS
で「
MATTE
」が選択されている状態で、「
SCREEN
SAMPLE
」 に 行 き ま す 。「
DUAL
SAMPLING
」をタップして、デュアルサンプリングを有効にします。
2
「
WALL
CURSOR
POSITION
(ウォール・カーソル位 置)」ボタンをタップします。フォアグラウ
ンド入力に切り替わり、画面上に小さな四角のカーソルが表示されます。
3
カーソルの上下左右の移動はコントロールノブで行います。サンプルは、重要なディテールが含
まれている領域付近の壁から取ります、これは、多くの場合、髪の毛です。残したいディテール
を含む領域は避けてください。
4
「
SAMPLE
WALL
( サ ン プ ル ・ ウ ォ ー ル )」を タ ッ プ し ま す 。上 記 の 作 業 を 行 う と「
FLOOR
CURSOR
POSITION
(フロア・カーソル 位 置 )」が 有 効 に なり、床 部分 のカーソル 位 置を調 整 で きるように
なります。カーソル 位 置 の 調 整 を行 います。
5
「
SAMPLE
FLOOR
(サンプル・フロア)」をタップします。これらの値 が 新しいリファレンスとし
て保存され、モニター出力は、最後に使用していた設定に戻ります。
FILTER
設定
この設 定 で は 、エッジ 部 分 に発 生 するリンギ ング アー チファクトの除 去、ノイズ 除 去、ノイズ 生 成 が 可 能 で、
フォアグラウンドとバックグラウンドのエレメントをブレンドで きる機 能 が 搭 載されています。
4:2:2
CORRECTION
(
4:2:2
補正)
YCbCr
4:2:2
ビデオイメージ では 、高コントラストで 境 界が 明 確なオブジェクトは 、グリーンバックを使っ
た合成ではエッジ部分にわずかなアーチファクトが生じることがあります。これは、
Cb
と
Cr
の色差チャン
ネルのバンド幅が減ることが原因で起こります。
例えば 、明 るいグリーンバックの前 で、境 界が はっきりとした暗い色のフォアグラウンドのオブジェクトを
撮 影すると、境 界部分にオーバーシュートやアンダーシュートが 発 生します。これはリンギングと呼ばれ
ます。このようなリンギングは白と黒で、処理されるとフォアグラウンドのオブジェクトとして認識されます。
これは、グレーの繊 維の束に似ています。グリーンバックの色が 取り除かれ 、暗いバックグラウンドに置
き換えられると、暗いフォアグラウンドのオブジェクトは明るいグレーで 縁 取りされているかの
ように 表 示されます。
4:2:2
補正では、リンギング アーチファクトを除去
/
低減します。この過程でフォアグラウンドのオブジェク
トのディテールが失われることはありません。
4:2:2
補正のデフォルト値は
100%
です。調整を行うには、プログラム出力をモニタリングしながら、合成に
リンギングが発生するまで設定を下げ、その後、見えなくなるまで値を上げます。
ノイズ 除 去
/
生成
ビデオカメラで収録されたビデオはすべて、イメージにわずかなノイズが含まれます。このような
映像をノイズの全くないコンピューターグラフィックスと合成した場合、ソースとの違いが 顕 著に
現 れることが あります。
エレメントが自然に見えるようにブレンドするために 、
Ultimatte
はノイズ 除 去とノイズ 生 成 の 機 能 を 搭 載
しており、フォアグラウンドか らノイズ を取り除 いたり、ノイズ を 合 成に 追 加 で きます。例え ば 、
ノイズの生成は、バックグラウンドやレイヤーのソース、フォアグラウンドのガベージマットが適用さ
れた 領 域 で 行えます。
ノイズ 除 去は 、
MEDIAN
( 中 央 値 )と
AVERAGE
( 平 均 )の
2
種 類 が あります。
作業のこつ 照明のグレアやベールが発生している床の部分を選択し、マットで維持し
たいシャドウの領域は避けることで最良の結果が得られます。
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設定の変更