VERTICAL
BLUR
(縦方向ブラー)
アンビエンスの影響を計算するためにバックグラウンドのサンプリングを行い、ブラーの割合を
調 整します。バックグラウンドによっては 、この 値 を下げるとフォアグラウンドのレイヤーにスト
リー クが 発 生 することが あります。
AMBIANCE
2
設定
直接照明コントロールは、フォアグラウンドの被写体の前に位置する照明から直接あたる光を再
現するため、フォアグラウンドのイメージに著しい変化をもたらします。
DIRECT
LIGHT
RED/GREEN/BLUE
(直接照明レッド
/
グリーン
/
ブルー)
直接照明の赤、緑、青の要素がフォアグラウンドの色のレベルに与える影響を調整します。
輝 度 、 カ ラ ー 、コ ン ト ラ ス ト 、サ チ ュ レ ー シ ョ ン の 調 整
合成を作成するにあたり、ソースのルミナンス、カラー、コントラスト、サチュレーションのレベルの調整
が必要になる場合があります。例えば、フォアグラウンド、バックグラウンド、レイヤーのエレメントのレ
ベルが、合成されたレイヤーと比較すると差がある場合、各ソースのマスターコントロールを使用して個
別に色の調整を行えます。ルミナンス、カラーバランス、コントラスト、サチュレーションの設 定は各ソー
スに 搭 載されていま す。
WHITE
LEVEL
MASTER
( ホ ワ イトレ ベ ル・マ ス タ ー )
合成において、ソースが隣接するシーンと比較して明る過ぎる、または暗過ぎる場合、オリジナルの入力
ソースのレベル を調 整 するので はなく、ホワイトレベル・コントロール を調 整してソースの 輝 度 を 変 更し
ます。カメラの露出など、入力ソースのレベルを調整することで、マット信号の生 成に悪 影 響が
出ることが あります。
ホワイトレベル・コントロールのデフォルト設定は、中間の
100%
です。
0%
から
200%
の範囲で調整できま
す。メインユニットは出力をクリッピングさせるため、信号が基準限界値を超えることはありません。同コ
ントロールを調整する際には、赤、緑、青のホワイトレベルの要素の相対的差異は保たれます。
BLACK
LEVEL
MASTER
( ブ ラ ッ ク レ ベ ル・マ ス タ ー )
ブラックレベルマスターは、ホワイトレベルを変更することなく、ソースイメージのブラックのレベルを調
整します。バックグラウンドのシーンのブラックレベルがフォアグラウンドと異なる場 合、
ブラックレベルを調整することで、合成のイメージをより説得力の高いルックにできます。
同コントロールを調整する際には、赤、緑、青のブラックレベルの要素の相対的差異は保たれます。
Ultimatte
12
は、ブラックレベルをゼロでクリッピングさせるため、信号が基準限界値を超えることはありません。
CONTRAST
MASTER
(コントラスト・マスター)
コントラスト・マスターは 、合成の品 質に影 響 を与えることなく、合成のソースの全 体 的 なコントラストの
レベルを調 整します。例えば 、フォアグラウンドのシーンの照明のコントラストがバックグラウンドのコン
トラストと合わない 場 合、同コントロールを調 整 することで 合 成を一層リアル にできます。
コントラストの設 定はブラック
/
ホワイトレ ベルの 強 度 には影 響 を与えず、ソースイメージのガンマのコン
ト ラ ス ト( ミ ッ ド ト ー ン )の み を 変 更 し ま す 。
同コントロールを調 整 する際 には、赤、緑、青のコントラストの要素の 相 対 的 差 異 は保たれます。
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設定の変更