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CMC CAPTO - Page 76

CMC CAPTO
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76 | CMCPRO.COM
| CAPTO USER MANUAL 77
上を通らないことを確認して
ください。
CAPTOをハイライン・トロリー
として積載しないでください。
張力線に載せたときに垂直方向
の荷重を支えることを意図した
ものではありません。6C.
ロープグラブから直接インナー
プーリートラックにロープを取
り付けないでください。6D.
ロープをロープグラブに通して
プーリーの外側に取り付ける
と、1:1の運搬で進行状況を把握
することができます。この構成
での使用は、弛みを取ることに
限定してください。CAPTOはプ
ログレスキャプチャープーリー
として使用することを意図して
いません。 6D.
運搬時の使用
CAPTOは、運搬システムにおいて
プーリーロープグラブ(PRG)と
して機能するように設計されてい
ます。この構成では、CAPTOはビ
レイ/ラペル装置やハーケン・イン
ダストリアルのCMC CLUTCHの
ようなセルフブレーキディセンダ
ーなどのプログレスキャプチャデ
バイス(PCD)と組み合わせて機
能します。CAPTOをPCDと荷物の
間の作業ラインの固定位置に設置
し、内蔵されたプーリーとベケッ
トを使用して必要な機械的利点を
追加することができます。
3:1 メカニカルアドバンテージ
システム
前述したようにCAPTOを開
き、PCDに向かうロードラインに
設置します。PCDから出たロープ
の尾端をCAPTOプーリーに通し、
レーザーマークと図に示された方
向に動かします。サイドプレート
が完全に閉じていることを確認し
てから、この3:1 Z-Rigを使用して
システムに負荷をかけ、運搬して
ください。
5:1 メカニカルアドバンテージ
システム
3:1のメカニカルアドバンテージ
システムから5:1のメカニカルア
ドバンテージシステムに移行する
には、適切なコネクターを使用し
て、システムのPCD側にプーリー
を、CAPTOベケットに別のプーリ
ーを取り付けてください。CAPTO
プーリーから出るロープのテール
側を、追加のプーリーに通しま
す。プーリーの向きは、必ずロー
プと一直線上になるようにしてく
ださい。プーリーは回転式がおす
すめですが、必須ではありませ
ん。CAPTOのプーリーとベケット
を使用することで、様々なメカニ
カルアドバンテージシステムを構
築することができます。
システムの再設定
運搬システムを再セットするに
は、ホールストランドのテンショ
ンを解除し、CAPTOを荷物の方に
押します。このとき、ベケットを
テコのように使って、装置を所定
の位置に戻すことができます。ま
た、オプションのアクセサリール
ープを取り付けることで、CAPTO
を引き寄せたり、セットし直した
りすることができます。
運搬システムを崩すには、ホール
ストランドを緩め、CAPTOを荷物
の方へ数センチ押し、カムを開放
します。カムグリップの親指でカ
ムを開き、CAPTOをPCDの方へス
ライドさせます。
アセンディングで使用する
CAPTOを使用することで、EN567
、EN12841/B、NFPA2500 Rope
Grab / Ascenderに準拠したロープ
の昇降が可能になります。 アジャ
スタブルアンカーラインに使用者
の全体重がかかると、ワーキング
ラインとなります。 使用者の安全
を確保するために、バックアップ
装置(EN12841 Type A)を備え
たセーフティラインを使用する必
要があります。
CAPTOをワーキングラインに取
り付けるには、前の「取り付け・
取り外し」の項を参照してくださ
い。CAPTOを登攀具として使用す
る場合は、CAPTOベケットに対
応するコネクターを使用してラン
ヤードを取り付けてください。必
要に応じて、フットループやエト
リエなどの個人用登攀具を追加で
取り付けてください。ロープが正
しく取り付けられていること、装
置が正しく作動することを確認す
るために、CAPTOの機能テストを
行います。このテストを行う際に
は、必ずバックアップの安全装置
を使用してください。
CAPTOを取り外すには、前の「取
り付け・取り外し」の項を参照し
てください。CAPTOのベケット
にランヤードを取り付けると、落
下防止のための保持ができます。
ハーネスのギアループにCAPTO
を収納する方法は、使用するコ
ネクターの種類によって異なりま
す。CAPTOのベケットの幅は、D
型カラビナの背骨の周りを回転で
きない場合があります。ほとんど
の場合、ベケットはカラビナのゲ
ートを通過し、ギアループにクリ
ップされたときに自然にぶら下が
ることができます。ANSIゲート
カラビナを使用する場合は、ベ
ケットが背骨に沿って回転するよ
うに楕円形のカラビナを使用する
ことをお勧めします。この場合、
ランヤードやフットループなどの
追加装備を取り付ける前に、まず
CAPTOにクリップすることをお
勧めします。
使用する
個人昇降時にCAPTOをアンカー
方向に移動させるには、デバイ
スを押して/引いて、ワーキング
ラインに沿ってスライドさせま
す。CAPTOは、チェストアセンダ
ーやセルフブレーキディセンダー
などのPCDと組み合わせて使用す
ることで、上方へ進むことができ
ます。ノット、アンカー、中間ア
ンカーに接近するときは、特に注
意してください。落下係数1以上の
落下の可能性を排除するため、デ
バイスをユーザー接続点かそれよ
りも上に置いてください。
カムを解除してラインを下降させ
るには、まずプーリーとベケット
に作用する荷重を取り除くことか
ら始めます。CAPTOをアンカーや
負荷の方向に数センチ押し、カム
を外します。カムグリップに親指
をかけ、図のようにカムをロープ
から離すように回転させます。カ
ムを開いたまま、CAPTOをライン
に沿ってスライドさせます。親指
を離すと、カムがロープの好きな
場所に再係合します。
警告:
装置に負荷がかかってい
る状態でカムを外そうとしない
でください。 CAPTOは、カム
を手動で開いたままにしておく
と、ロープを掴みません。
RADシステムでの使用
CAPTOは、セルフブレー
キディセンダーと組み合わ
せて、RAD(Rapid Ascent/
Descent)システムを構築するこ
とができます。RADシステムは、
メカニカルアドバンテージを追加
するもので、重い荷物や大きなテ
ールウェイトを伴う登りや、登り
と下りの切り替えを効率的に行う
短い登りにおすすめです。
RADシステムを構築するには、
まずセルフブレーキディセンダー
の取り付けと機能テストから始め
ます。CAPTOサイドプレートを
開き、ディセンダーとアンカーの
間のワーキングライン上に置きま
す。ディセンダーのロープテール
をCAPTOプーリーの周りに、レー
ザーマークに従って通します。こ
れにより、クライマーが操作した
場合、3:1のメカニカルアドバン
テージが生まれます。
CAPTO サイドプレートを閉じ、
機器の機能テストを行います。ラ
ンヤードやフットループなど、必
要に応じてCAPTOベケットに追
加装備を取り付けます。CAPTOを
アンカーに向けて押し、CAPTO
プーリーから出るロープの尾を
引きながら、フットループでス
テップアップすることで、上方に
進みます。
下降は、前述のCAPTOを使ったダ
ウンクライミング、またはCAPTO
をワーキングラインから外し、セ
ルフブレーキディセンダーの操作
で行うことができます。
ロープシステムで昇降する際は、
必ずメインとバックアップの2本
のロープをセットで使用してくだ
さい。本機器は、あくまでもロー
プ上での進行手段として使用する
ものであり、落下防止システムで
機能することを意図したものでは
ありません。
プーリーとして使用する
CAPTOプーリーの主な機能は、
メカニカルアドバンテージシステ
ムを構築するための補助となりま
す。また、CAPTOベケットをプ
ーリーの取り付け部に使用するこ
とで、単体のプーリーとしても使
用することができます。プーリー
の取り付け方法と向きについて
は、関連するイラストを参照して
ください。
CAPTOプーリーの強度規格は、
ベケットをプーリーの取り付け
部に使用した場合のみです。も
し、CAPTOロープグラブをベケッ
トではなく、プーリーの取り付け
部分として使用する場合は、プー
リーのMBSは適用されません。ま
た、CAPTOロープグラブは、過負
荷の場合(例えば、プーリーやベ
ケットに4kN以上の力がかかった
場合)、ロープ上で滑るように設
計されているため、この構成では
プーリーにかかる力の大きさが制
限されます。CAPTOとその構成部
品を安全に使用するために、ロー
プグラブをストッパーノットで塞
いだり、ロープ上で滑らないよう
にしたりしないでください。
アクセサリーループアタッ
チメント
CAPTOには、アクセサリーコード
ループやソフトシャックルを取り
付けることができる中空カム軸(
直径3.96mm)が付いています。
アクセサリーループは、メカニカ
ルアドバンテージシステムをリセ
ットするためのコネクターを取り
付け、ハーネス、ギアループ、機
器ラックにCAPTOを収納するた
めに使用することができます。生
命維持や耐荷重、定格のあるアタ
ッチメントポイントとは考えない
でください。
アクセサリーループの長さは、カ
ムの裏側を通ってカムが開いたま
まにならないように、十分に小さ
くしておくことが重要です。使用
時には、アクセサリーループがカ
ムの中に引き込まれないように監
視してください。アクセサリール
ープの大きさに関わらず、カムや
サイドプレートの機能に支障をき
たす可能性があります。アクセサ
リーループを付けたままサイドプ
レートを閉めないでください。ア
クセサリーループは自己責任で装
着してください。
7. 機器記録
cmcpro.com で入手可能な PPE 検
査手順および用紙、またはこのセ
クションで提供されるサンプル表
を使用して、詳細な定期検査の結
果を記録します。関連情報には、
タイプ、モデル、メーカーの連
絡先、シリアル番号または個別番
号、問題点、コメント、検査官の
名前と署名、製造、購入、最初の
使用、次の定期検査などの主要日
付が含まれます。検査に不合格と
なった機器は、使用を中止し、そ
れに応じたマークを付けるか、あ
るいは今後の使用を防ぐために破
棄する必要があります。
8. 追加情報
適合宣言
CMCレスキュー社は、本機器が
EU規制の必須要件および関連規

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