4. アナログ検査モードでの検査
条件:
・ 各検査をテストプログラムのアナログ検査モードで行います。(「テストプログラム4-15.ANALOG 検査」を参照)
・ 特に指定のない限り、検査は各出力端子に 8Ω 負荷抵抗を接続した状態で行います。
4-1. リンクアウト
各入力端子に 1kHz、-10 dBu の正弦波を入力したとき、各リンクアウト出力端子に -10±0.5 dBu の出力を得ることを
確認します。
4-2. 効率
チャンネル 1 の入力端子に 1 kHz の正弦波を入力し、チャンネル 1 の出力端子に +34.7 dBu の出力を得たとき、1次側
消費電力が 500± 30W であることを確認します。
チャンネル 2 〜チャンネル 4 で同様の検査を行います。
4-3. 利得
各入力端子に 1kHz、0dBu の正弦波を入力したとき、各出力端子に +34.1±1.2dBu の出力を得ることを確認します。
4-4. 周波数特性
各チャンネルで下記の検査を行います。
入力端子に 10Hz、1kHz、20kHz、0dBu の正弦波を入力し、各周波数での出力電圧を測定します。
10Hz における出力電圧が 1kHz の出力電圧(0dB)と比較して 0±0.5dB 以内であることを確認します。
20kHz における出力電圧が1kHz の出力電圧(0dB)と比較して +0.5±0.5dB 以内であることを確認します。
4-5. 歪率
1) チャンネル 1、チャンネル 2 の入力端子に 1kHz の正弦波を入力し、チャンネル 1、チャンネル 2 の出力端子に同時
に 1800W(8 Ω負荷)の出力を得たとき、歪率が 1.0% 以下であることを確認します。
2) チャンネル 3、チャンネル 4 の入力端子に 1kHz の正弦波を入力し、チャンネル 3、チャンネル 4 の出力端子に同時
に 1800W(8 Ω負荷)の出力を得たとき、歪率が 1.0% 以下であることを確認します。
4-6. 最大出力
下記の検査を各チャンネル毎に行います。
出力端子に 4 Ω 500 W 負荷抵抗を接続します。入力端子へ図 2 に示すようなバースト信号を入力し、出力端子に 317
Vp-p のバースト出力が得られるように入力信号レベルを調整します。
オシロスコープの MEASURE 機能の PeaktoPeak で、バースト信号の最後の 1 波を読みとった値が 310 V 以上である
ことを確認します。(図 2 参照)
図2
バースト信号の最後の1波を測定します。
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線のセンターで読み取ります。
信号
20msec
1msec
500msec
Vburst
カーソル
NXAMP4x4
85