LH71A / LH72
(J) 5-11
5-5. 補正について
一般的に工作機械にはあおり、たわみなど機械固有の誤差特性があります。例えばフライス盤で
は、テーブルが移動するにつれて、その構造上からわずかですがニーが傾き、この傾きの水平
方向成分が測長ユニット移動量に加わり、そのまま誤差となります。そこで、移動寸法に応じ
て、補正値を加算すると、機械誤差が補正されて、ワークの加工位置の実移動寸法に対し表示量
がより正確になり、寸法取りが一層高精度にできます。
出荷時の補正は、動作しない状態に設定されています。
補正には、リニア補正と区間誤差補正があります。
リニア補正 : 測長ユニットのカウント値に対し、一定量の補正をかけます。
区間誤差補正 : 区間を定め、区間ごとの機械誤差を補正します。
補正値がわからない場合は、「詳細設定」での補正設定はOFFとし、補正量測定後に再度設定を
行なってください。
5-5-1. リニア補正
リニア補正は次の流れで設定します。
補正値(誤差量)を測定→リニア補正値の設定(「詳細設定」)
補正量:最大±600µm/m(測長ユニット入力分解能の単位で入力可能)
∗ 拡張機能にて最大±1000µm/m
補正量は1m移動したときのものです。必ず、移動量を1mに換算した補正量の設定をしてくだ
さい。
誤差(補正量)測定(リニア補正)
以下に、補正量を決定するための、機械の誤差量の測定方法の一例を記載します。
1 ブロックケージ を機械テーブル上に置き、温度慣らしをします。
端面Bにブロックゲージ
B
を押し当てます。
(例)L=250mm
L
ブロックゲージ
B
端面B
ブロックゲージ
機械テーブル
押し当てる
5.設定