Effect Guide
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インサート・エフェクト(
IFX1–5
)
イン
/
アウト(
In/Out
)
インサート・エフェクト
IFX1
〜
5
の入出力は、ステレオ・イン
–
ス
テレオ・アウトです。
“Wet/Dry”のDry(エフェクトをかけないダ
イレクト音)は、ステレオ入力した音をそのままステレオ出力し
ます。
Wet
(エフェクトをかけた音)は、エフェクトの種類によっ
て出力のしかたが異なり、次のようなバリエーションがありま
す。
Mono Mono Parallel
127: P4EQ // P4EQ —171: BPM Dl // BPM Dl
これらのエフェクトは、一般的にはステレオ・イン– ステレオ・ア
ウト・タイプですが、特殊な構造を持っています。ステレオ・イン
の
L
チャンネル、
R
チャンネルは、それぞれ独立したモノ・エフェ
クトを持っています。そしてそれぞれのモノ出力はパンによっ
て、ステレオの任意の定位に設定できます。
•
Track1: Piano
、
“Pan”=L001
、
“Bus (IFX/Output) Select”=IFX1
•
Track2: E.Piano
、
“Pan”=R127
、
“Bus (IFX/Output) Select”=IFX1
入力する
2
つのトラックの音が混ざらないように、それぞれ
P0:
Play/REC
の“Pan”をL001、R127に設定します。
例
: IFX1: 134: P4EQ // Phaser
Track1: Pianoは、LチャンネルのP4EQに入力、Track2: E.Pianoは、
R
チャンネルの
Phaser
に入力します。出力の定位はそれぞれの
P8: Routing/IFX– IFX1
ページの
“Pan”
で独立して設定します。こ
の例では両方とも
C064
に設定しています。下図を参照してくだ
さい。
各エフェクトの入出力のバリエーションは
273
ページからのブ
ロック図左上に表記しています。
000:No Effect
は、ステレオ入力した音をそのままステレオ出力
します。
各モードの
P8: Routing/IFX– Insert FX SetupページIFX1〜5の各
On/Off
ボタンを押すとオン、オフが切り替わります。オフのとき
エフェクトをバイパスします。
000:No Effect
と同様にステレオ
入力した音をそのままステレオ出力します。
On/Off
ボタンの設定とは別に、
IFX1
〜
5
は
MIDI
コントロー
ル・チェンジ
CC#92
を受信することで同時にオフにするこ
とができます。値が
0
でオフ、
1
〜
127
で元の設定に戻ります。
また、
“Effect Global SW”
(
Global 0–1b
)でも同様に
IFX1
〜
5
をオフすることができます。グローバル
MIDI
チャンネル
“MIDI Channel”
(
Global 1–1a
)でコントロールします。
ダブルサイズ・エフェクト
ダブルサイズ・エフェクト(
172: St.Mltband Limiter
〜
193: Early
Reflections
)は、その他のエフェクトよりも2倍の領域を使用し
ます。
ダブルサイズ・エフェクトは、インサート・エフェクト
IFX1
〜
IFX4、マスター・エフェクトMFX1 で使用できます。ただし、次ナ
ンバーのエフェクトが使用できません。例えば、
IFX1にダブルサ
イズ・エフェクトを選択しているときは
IFX2
が使用できません。
MFX1
に選択したときは
MFX2
が使用できません。
IFX1, IFX4
にダブルサイズ・エフェクトを選択した例
Stereo In - Stereo Out
Mono In - Mono Out
Mono In - Stereo Out
+
+
Wet
Mono In/Out Eect
Mono In/Out Eect
Pan
Pan
IFX1: 134: P4EQ // Phaser