Program
モード
48
PROG P6: AMS/Common KeyTrack
(AMS Mixer/Common Keyboard Track)
オシレーター1、2は、それぞれ2つのAMSミキサーを持ちます。こ
れは
AMS
信号を組み合わせて変化させるシンプルながらパワフ
ルなツールです。
また、オシレーターごとのフィルターとアンプ用のキーボード・
トラックに加え、
2 つのコモン・キーボード・トラックがありま
す。
“Oscillator Mode”
が
Single
のときは、オシレーター
1
の
AMS
ミキ
サーだけが有効になり、オシレーター
2
のページは無効となり設
定できません。
6–1: OSC1 AMS Mix1
AMS ミキサーは、2 つのAMS ソースを1 つに組み合わせたり、
AMSソースを処理して別のソースに作りかえたりします。
例えば、
2
つの
AMS
ソースを加算したり、
1
つの
AMS
ソースでもう
一つのソースの設定値を変化させます。また、
LFO
や
EG
をさまざ
まに変化させたり、リアルタイム・コントローラーのレスポンス
を変えたりします。
AMS
ミキサーの出力は、
LFO
や
EG
と同様、
AMS
ソースのリストで
選択できます。
これはつまり、
AMS ミキサーの入力で設定したAMS もまたAMS
として使用できるということです。例えば、
LFO1
を
AMS
ミキ
サーへの入力として使うと、処理された
LFO
信号を使って、ある
AMSモジュレーションをコントロールし、オリジナルのLFO で
別の
AMSモジュレーションをコントロールできます。
また、
AMS
ミキサー
1
を
AMS
ミキサー
2
への入力として使えば、
2
つの
AMS
ミキサーをカスケードすることができます。
6–1a: AMS Mixer 1
Mixer Type
[A+B, Amt AxB, Offset, Smoothing,
Shape, Quantize, Gate Control]
AMS
ミキサー
1
のタイプを設定します。このタイプについての詳
細は後述します。
A+B: 2
つの
AMS
ソースを加算します。(→
p.48
「
A+B
」参照)
Amt AxB: AMS
ソースをもう片方の
AMS
ソースで変化させる量
をコントロールします。(→
p.49「Amt AxB」参照)
Offset: AMS ソースに一定値を加算したり除算したりします。
(→
p.49
「
Offset
」参照)
Smoothing: 2
つの値間での移行をゆるやかにします。ジョイス
ティックを素早く操作したときなどの急激な変化や、
LFO上の鋭
い角をスムーズにします。(→
p.50
「
Smoothing
」参照)
Shape: AMS
入力にカーブの度合いを加えます。(→
p.50
「
Shape
」参照)
Quantize: スムーズな移行を、はっきりとしたステップ状態の
移行に変えます。(→
p.51
「
Quantize
」参照)
Gate Control: 3 つめの AMS ソースにより、2 つの AMS イン
プット(または固定値)を切り替えます。(→
p.51
「
Gate Control
」
参照)
A+B
AMS ミキサー、Type = A+B
A+Bは2つのAMSソースを1つにまとめます。もう1つのモジュ
レーション・ソースを加えたいが、
AMSソースを選べるところす
べてで、すでに各ソースを選んでしまっている場合に、便利で
す。
例えば、
LFO を使ってフィルターのレゾナンス(“Filter
Resonance”
)を変化させる一方で、
EG
でも変化させたいときに
使用します。レゾナンスには
AMS
入力が
1
つしかありませんが、
A+B
の
AMS
ミキサーなら
LFO
と
EG
を簡単に組み合わせることが
できます。
1.
“AMS A”
に
LFO
をアサインします。
2. “AMS B”にEGをアサインします。
3.
AMS
ミキサーをフィルターの
“Resonance”
を変化させる
AMS
ソースとしてアサインします。
AMS
ミキサーのタイプが
A+B
の例
AMS A
[List of AMS Sources]
1つめのAMS入力を選びます。(→p.358「AMS List」参照)
AMS A Amount
[–99...+99]
AMS A入力の効果の深さと方向を設定します。
AMS B
[List of AMS Sources]
2
つめの
AMS
入力を選びます。(→
p.358
「
AMS List
」参照)
AMS B Amount
[–99...+99]
AMS B
入力の効果の深さと方向を設定します。
Output
AMS A
AMS B
Amt A
Amt B
AMS A: LFO
AMS B: EG
A+B Output