PROG P6: AMS/Common KeyTrack (AMS Mixer/Common Keyboard Track) 6–1: OSC1 AMS Mix1
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AMS ミキサーのタイプが Shape の例
Quantize
連続的な信号入力を不連続なステップに変化させます。値の間
での移行がスムーズではなくなり、ある値から次の値へジャン
プします。
LFOやEG のシェイプを変えたり、コントローラーを操作すると
いくつかの限定した値しか出せないような設定をします。
AMS ミキサーのタイプが Quantize の例
AMS A
[List of AMS Sources]
クオンタイズするAMS入力ソースを選択します。
(→
p.358「AMS List」参照)
Number Of Steps
[2...32]
効果のかかる程度を設定します。ステップ数が小さいと、出力の
段階の幅が大きくなります。
例えばこのパラメーターが
2のとき、0、50、99でステップが生じ
ます。バイポーラの
AMS
入力では、
–50
と
–99
でもステップが生
じます。
またこのパラメーターが
5
のとき、
0
、
20
、
40
、
60
、
80
、
99
で(バイ
ポーラ入力の場合は
0、–20、–40、–60、–80、–99でも)生じます。
Tips
:
クオンタイズしたジョイスティックによるピッチ・ベンド
ジョイスティックを使い、クオンタイズしたピッチ・ベンドで、
ギターのフレットをスライドさせるような効果や、トランペッ
トのような管の長さの違いによって起きるジャンプ・ベンドの
ようなサウンドを再現できます。
1. オシレーターのピッチの AMS 入力として AMS ミキサーを選
びます。
2. ピッチ AMS の “Intensity” をハーフ・ステップの値(+5.00、
+7.00など)に設定します。
3.
“JS(+X)”
、
“JS(–X)”
を
0.00
に設定します。
4.
AMS
ミキサーで
“AMS A”
に
JS X
を選びます。
5. “Number Of Steps”を上記手順2.と同じ数値に設定します。
これでジョイスティックを
X
方向に操作すると、クオンタイズさ
れたピッチ・ベンドになります。
Gate Control
AMS Mixer
、
Type = Gate Control
2
つの異なった
AMS
ソース(あるいは固定した
AMS
量)を設定
し、
3つめの AMS ソースを使って、2つのAMSを切り替えます。こ
れは、サイド・チェインを使用したオーディオ・ゲートに似てい
ますが、さらに(入力がスレッショルドを上回り)ゲートが開い
ているときだけでなく、(入力がスレッショルドを下回り)ゲー
トが閉じているときにも変化を与えられる柔軟性があります。
また、ゲートの開閉はコントロール・ソースに応じて連続的にも
可能ですし、ノート・オン/オフに連動することもできます。
Gateは以下のような使用用途があります。
• フット・スイッチ(あるいは他のコントローラー)を使用し
て、特定のノートにのみにピッチ・ベンドや他のエフェクト
を適用します。
• コントローラーが特定のスレッショルドに到達したときに
パラメーターに適用します。例えば、ベロシティ値が
90
を超
えたら、ベロシティ値でフィルターのレゾナンスをコント
ロールする等です。
• 異なる2個のLFO(あるいは他のAMSソース)を切り替えるた
めに、ジョイスティック、スイッチ、コントローラーを使用し
ます。
+99
0
–99
+99
0
–99
+99
0
–99
Symmetric
Asymmetric
バイポーラの三角波
SymmetricAsymmetric
バイポーラのノコギリ波
Shape = 0 (オリジナルの波形)
Shape = +99
Shape = –99
+99
0
–99
Asymmetric
ユニポーラの三角波
Symmetric
コンポーラ(例:JS+Y)バイポーラ(例:LFO)
+99
0
–99
+99
0
–99
+99
0
–99
オリジナルの
AMS A
クオンタイズの
ステップ数 = 8
クオンタイズの
ステップ数 = 16
Control
Below
At & Above
Fixed Value
AMS
Fixed Value
AMS