Program
モード
34
3–5: Filter1 EG
フィルター
EG
(エンベロープ・ジェネレーター)は、フィルター
A
、
B
のカットオフ周波数に複雑な時間による変化を与えます。こ
のページのパラメーターは、その
EG の形状を調節します。例え
ば、おもに次を設定します。
•
各セグメントのレベルとタイムを調節して、
EG
の基本的な形
状を設定する。
• 各EGセグメントのカーブの度合いを設定する。
• EG
のレベルとタイムの複雑なモジュレーションを設定する。
• LFO
などの
AMS
ソースを設定して
EG
を再スタートさせる。
EG がフィルターに与える効果の深さを調節するには、P3–1:
Filter1 – Modulation
ページ
Filter EG
パラメーターを設定しま
す。(→
p.31
「
3–3a: Filter EG
」参照)
フィルター
EG
を
AMS
ソースとして使用する
フィルター
EG
をキーボード・トラックや
LFO
のように、
AMS
ソー
スとして、他のパラメーターを変化させることができます。変化
させたいパラメーターの、
AMS
リストでフィルター
EG
を選びま
す。
3–5a: EG Reset
AMS
[List of AMS Sources]
EGをスタート・ポイントにリセットするAMSソースを選びます。
例えば、テンポに同期した
LFO
を使って、リズムの先頭で
EG
をト
リガーします。(→
p.358
「
AMS List
」参照)
Threshold
[–99...+99]
EGリセットをトリガーするAMSレベルを設定します。
例えば、
EGをリセットするLFO の位相の正確なポイントを調節
し、効果的にリズムのノリをコントロールすることができます。
スレッショルドが+の値のときは、上向きに通過すると
EG
がト
リガーされます。−の値のときは、下向きに通過すると
EGがトリ
ガーされます。
Note:
数種の
LFO
波形や
LFO
の周期が速いとき、+
99
あるいは−
99
の最大値に常に達しないことがあります。
“Threshold”
を+
99
あるいは−
99
に設定していると、リセットし
たりしなかったりする場合があります。このような場合
は、
“Threshold”
値を調節してください。
3–5b: Envelope
フィルター
EG
エンベロープは、指定した時間をかけてあるレベルまで移行し、
また別に指定した時間をかけて別のレベルまで移行させること
によって、モジュレーション信号を作ります。
下記のパラメーターで、
4
つのレベルと、各レベルから次のレベ
ルへ移行する時間を設定します。
Level
5
つのレベルそれぞれを+の値、−の値のいずれにも設定できま
す。
+の値のときは、カットオフ周波数(または他の
AMSディスティ
ネーション)が、すでに設定されている値から上がります。−の
値のときは下がります。
Start
[–99...+99]
ノート・オン時の最初の
EG
レベルです。
Attack
[–99...+99]
アタック・タイムが終わったときのレベルを設定します。
Break
[–99...+99]
ブレイク・ポイントの略で、ディケイ・タイムが終わったときの
レベルを設定します。
Sustain
[–99...+99]
スロープ・タイムが終わったときのレベルを設定します。サス
ティン・レベルに達すると、
AMS
でリセットしない限り、ノート・
オフ時までそのレベルを維持します。
Release
[–99...+99]
リリース・タイムの終わったときのレベルを設定します。
Time
以下の表のように、値が大きいほど時間が長くなります。
EG
の値 実際にかかる時間
10 10 msec
20 44 msec
30 104 msec
40 224 msec
50 464 msec
60 944 msec
70 1.8 sec
80 3.8 sec
90 10.9 sec
99 87.3 sec
Attack
Time
Start
Level
Decay
Time
Release
Time
Release
Level
Attack
Level
Sustain
Level
Break
Level
Slope
Time
ノート・オンまたはリセットノート・オフ
フィルター
カットオフ変化
時間