Program
モード
22
2–3: OSC1 Pitch
オシレーター1のピッチを設定するページです。おもに以下につ
いて設定をします。
•
ベンド・アップ、ベンド・ダウンを個別に設定したジョイス
ティック
X(またはピッチ・ベンド・メッセージ受信)と、
CC#16(リボン・コントロール・メッセージ等)の受信による
ピッチ・コントロールを設定する。
•
鍵盤の高音域または低音域へ弾くにつれてどれだけ音程が
変化するかをコントロールする
“Pitch Slope”を設定する。
•
ピッチを変化させる
AMS
モジュレーションをアサインする。
•
ピッチ
EG
、
LFO1/2
によるピッチ・モジュレーション・インテ
ンシティとその
AMS
を設定する。
• ポルタメントを設定する。
2–3a: Pitch
Pitch Slope
[–1.0...+2.0]
通常は、
+1.0
に設定します。
“Pitch Slope” の設定と、ピッチ、ノートの関係
+の値に設定すると、 高音域の鍵盤を弾くほどピッチが高くな
り、−の値に設定すると、高音域の鍵盤を弾くほどピッチが低く
なります。
0に設定すると、音程の変化がなくなり、どの鍵盤を弾いてもC4
の音で発音します。これは特殊効果的なサウンドに使うと便利
です。
Ribbon
[–12...+12]
CC#16
を受信したときに、ピッチがどれだけ変化させるかを半
音単位で設定します。
+の値のとき、
CC#16
の値がセンター値
64
以上のときにピッチ
が上がり、−の値ではピッチが下がります。
JS (+X)
[–60...+12]
ジョイスティックを右側に傾けたとき(または
1
以上のピッチ・
ベンド・メッセージを受信したとき)に、ピッチがどれだけ変化
するかを半音単位で設定します。通常は
+
値に設定します。
例えば、
+12
に設定してジョイスティックを右一杯に倒すと、弾
いた鍵盤の
1オクターブ上の音までピッチが変化します。
JS (–X)
[–60...+12]
ジョイスティックを左側に傾けたとき(または-1以下のピッチ・
ベンド・メッセージを受信したとき)に、ピッチがどれだけ変化
するかを半音単位で設定します。通常は−値に設定します。
例えば、
–60 に設定してジョイスティックを左一杯に倒すと、弾
いた鍵盤の
5
オクターブ下の音までピッチが変化します。これを
利用すると、ギターのアーム・ダウンのような効果が得られま
す。
AMS (Pitch)
[List of AMS Sources]
ピッチをコントロールするAMS ソースを選びます。(→p.358
「
AMS List
」参照)
Intensity
[–12.00...+12.00]
“AMS (Pitch)”
によるピッチ・モジュレーションの深さと方向を設
定します。
12.00で1オクターブ変化します。
例えば、
“AMS (Pitch)”をJS+Y: CC#01にしてジョイスティックを
+
Y
方向へ操作したとき、ここが+の値のときはピッチが上が
り、−の値のときはピッチが下がります。
2–3b: Pitch EG
Intensity
[–12.00...+12.00]
ピッチEG によるピッチ・モジュレーションの深さと方向を設定
します。
AMS
によるモジュレーションが加わる前の設定となり
ます。
12.00
で
1
オクターブ変化します。
ピッチ
EGの形状は+99〜–99の範囲で設定できます。“Intensity”
を+の値にすると、
EG
が+値のときはピッチが上がり、−値のと
きはピッチが下がります。
“Intensity”
を−の値にすると、
EG
によるモジュレーション効果
は逆方向となり、
EGが+値のときはピッチが下がり、−値のとき
はピッチが上がります。
AMS (Pitch EG)
[List of AMS Sources]
ピッチ
EG
によるピッチ・モジュレーションの深さをコントロー
ルするための
AMSソースを選びます。
(→
p.358「AMS List」参照)
Intensity
[–12.00...+12.00]
“AMS (Pitch EG)”
によるピッチ
EG
への効果の深さと方向を設定
します。この
AMS
モジュレーションと
“Intensity”
値が加算され
て、最終的なピッチ
EGによるモジュレーション効果が決定しま
す。
ここが+の値のときは、モジュレーションを強くかけるほど、
ピッチ
EG
の効果も大きくなります。(→「ピッチ
EG
と
AMS
」
図
B
参照)
ここが−の値のときは、モジュレーションを強くかけるほど、
ピッチ
EG
はエンベロープの極性を逆さまにしたようになり、反
対の効果が現れます。次のような使い方ができます。
• Pitch “Intensity”を+値に設定し、AMS(Pitch EG AMS)でこの
量を減らします。この場合、
EG
は振れ幅が狭くなるだけで、極
性を反転させない例です。(→「ピッチ
EG
と
AMS
」
図
C
参照)
• AMS の “Intensity” を “Intensity” より大きく設定します。この
場合は、少量のモジュレーションで+の効果、モジュレー
ションを大きくすると逆相の効果となります。(→「ピッチ
EG
と
AMS
」
図
D
参照)
ピッチ
鍵盤上のノート
2oct
1oct
1oct
C4 C5
+2
+1
0
–1