PROG P3: Filter 3–3: Filter1 Modulation
31
Key Follower
フィルター・カットオフ周波数をキーボード・トラックによって
音高(ピッチ)に追従させることによって、音色が音域全体にわ
たって均一になるようにします。キー・フォロワーといいます。
以下の手順で設定します。
1. Filter “Frequency”を30に設定します。
2.
Keyboard Track “Intensity to A”
を
+99
に設定します。
3.
Ramp
の
“Btm Lo”
と
“Lo Cent”
を
–50
に設定します。
4.
Ramp
の
“Cent Hi”
と
“Hi Top”
を
+50
に設定します。
5.
Key
の
“Center”
を
C4
に設定します。
全体の傾きを一定に揃える設定のため、
"Key Low" と"Key
High"
キーの設定は影響しません。
AMS
ソースとしてのフィルター・キーボード・トラック
キーボード・トラックは、エンベロープや
LFO
などと同様に、
AMS
ソースとして、他のパラメーターを変化させることができ
ます。対象となるパラメーターの
AMSソースで、Filter KTrkを選
択します。
v
3–2: Menu Command
• 0: Write Program
→
p.69
• 1: Exclusive Solo
→p.69
• 2: Auto Song Setup
→
p.69
• 3: Copy Oscillator
→
p.70
• 4: Swap Oscillator
→p.70
(→p.68「Program: Menu Command」参照)
3–3: Filter1 Modulation
オシレーター
1
のフィルター・モジュレーションを設定します。
おもに以下のような設定ができます。
• フィルターEG がフィルターのカットオフ周波数に与える効
果を設定する。
•
フィルターのカットオフ周波数に効果を与える
AMS
モジュ
レーションを設定する。
フィルター
Bは、“Filter Routing”がSerialまたはParallelのときに
有効です。それ以外では、フィルター
B
のパラメーターはすべて
無効となり設定できません。
3–3a: Filter EG
フィルター EGはフィルターAとBのカットオフ周波数に時間に
よる変化を与えます。その効果の深さを次の
3
種類の方法で設定
できます。
• EGモジュレーションの深さと方向を “Intensity to A/B”で設
定する。
•
ベロシティによるフィルターにかかる
EG
の量を調節する。
•
任意の
AMS
ソースによるフィルターにかかる
EG
の量を調節
する。
上記の
3
つの方法を同時に使うことができ、その結果が加算され
て
EG
全体の効果となります。
EGのアタック・タイムやリリース・タイム、レベルなど、EG 自体
は
P3–5: Filter1 EGページで設定します。(→p.34「3–5: Filter1 EG」
参照)
Velocity to A
[–99...+99]
フィルター
A
のカットオフ周波数に変化を与えるフィルター
EG
を、ベロシティでコントロールします。その効果の深さと方向を
設定します。
フィルター EG のベロシティ・コントロール
+の値にすると、強く弾くほど上図の
B
のようにフィルター
EG
の
効果が大きくなります。
以下の例はすべてIntensity to A = +50の設定です。
オリジナルの
フィルター・
カットオフ
オリジナルの
フィルター・
カットオフ
A. オリジナルのEG B. Velocity to A = +50
C. Velocity to A = −25 D. Velocity to A =−99