PROG P3: Filter 3–2: Filter1 Keyboard Track
29
3–1c: Filter B
フィルターBは、“Filter Routing”がSerialまたはParallelのとき
に有効です。それ以外では、このセクションのパラメーターはす
べて無効となり設定できません。
フィルター
BのパラメーターはフィルターAと同様です。
(→
p.27「3–1b: Filter A」参照)
v
3–1: Menu Command
• 0: Write Program
→
p.69
• 1: Exclusive Solo
→p.69
• 2: Auto Song Setup
→p.69
• 3: Copy Oscillator
→
p.70
• 4: Swap Oscillator
→
p.70
(→p.68「Program: Menu Command」参照)
3–2: Filter1 Keyboard Track
オシレーター
1
のフィルター・キーボード・トラックを設定しま
す。
• キーボード・トラックの形状を設定し、トラッキングがフィ
ルターのカットオフ周波数に与える効果の度合いを設定す
る。
フィルター
Bは、“Filter Routing”がSerialまたはParallelのときに
有効です。それ以外では、フィルター
B のパラメーターはすべて
無効となり設定できません。
3–2a: Keyboard Track
ほとんどのアコースティック楽器はピッチが高くなるほど音色
が明るくなります。このような効果をシンセサイザーで作るに
は、キーボード・トラックで高音域になるにしたがってローパ
ス・フィルターのカットオフ周波数が高くなるように設定しま
す。また、音色が全音域にわたって変化しないようにすることも
できます。
KROMEのキーボード・トラックは、最大4カ所でレートを変化さ
せることができますので、複雑な効果を作ることができます。例
えば、以下のような設定ができます。
• 低音域から高音域へ弾いていくと、中音域ではカットオフ周
波数が急激に上がり、そして続く高音域のオクターブでは
ゆっくりと上がるか、またはまったく上がらないように設定
する。
• 低音域へいくほどカットオフ周波数が上がるように設定す
る。
•
特定のキーで急激にカットオフ周波数が変化するように設
定し、スプリット効果を得る。
キーボード・トラックの仕組み:
Key
と
Ramp
キーボード・トラックに4箇所のRamp(傾き)を設定します。鍵盤
上の
5
つの
Key
を軸にして傾きを設定します。
5
つの
Key
のうち一
番上と下のキーは
MIDI
での一番上と下のノート・ナンバー
C–1
、
G9 に固定されています。その間の任意の位置に、残りの3 つの
Key(“Key Low”、“Center”、“Key High”)を設定します。
4
つの
Ramp
値は、それぞれ挟まれている
Key
の傾きの度合いを
設定します。例えば、
Ramp “Lo Cent (Low-Center)”
が
0
のとき、
Keyの“Key Low”と“Center”の間は値が変化しません。
Key
の値が折り点となり、鍵盤上の低音域と高音域の傾きを
Ramp
で設定します。
Key “Center”
では、モジュレーションが
0
となり、キーボード・ト
ラックの効果がありません。