PROG P4: Amp/EQ 4–2: Amp1 Modulation
39
Key:
Key Low
[C–1...G9]
低音域での
2
本の傾斜線をつなぐ、折点となるノートを設定しま
す。
Center
[C–1...G9]
キーボード・トラック中央の折点となるノートを設定します。こ
の
“Key” では、キーボード・トラックによる音量への効果、および
任意の
AMS
モジュレーションの対象への効果はなくなります。
Key High
[C–1...G9]
高音域での
2
本の傾斜線をつなぐ、折点となるノートを設定しま
す。
Note: ノート値やベロシティ値は、エディット・セルまたは
[ENTER]
スイッチを押しながら、鍵盤を押すことによっても設定
できます。(→
OG p.12
参照)
Ramp:
Ramp
(傾き)が+の値のとき、
Key “Center”
から高音域または低
音域へ弾くにつれて、キーボード・トラックの出力が大きくなり
ます。−の値のときは逆に出力が小さくなります。
このため、
Ramp
が
Key “Center”
の左にあるか右にあるかによっ
て、
“Ramp”
設定の+値、−値の意味が違ってきます。
Btm Lo (Bottom-Low) とLo Cent (Low-Center): Ramp が−
の値のとき、低音域へ弾くほど、キーボード・トラックの出力が
小さくなり、+の値のときは出力が大きくなります。
Cent Hi (Center-High)とHi Top (High-Top): Rampが−の値
のとき、高音域へ弾くほど、キーボード・トラックの出力が小さ
くなり、+の値のときは出力が大きくなります。
他のキーボード・トラックとの相違点
アンプのキーボード・トラックは、フィルターおよびコモン・
キーボード・トラックと異なる点がいくつかあります。
例えば、
“Ramp” 値の結果が違います。下記のグラフに示すよう
に、−値の傾きのほうが、+値の傾きよりも急なものになりま
す。
また、アンプには独立したインテンシティのコントロールがあ
りません。そのかわり、インテンシティは最大値に固定されてい
るので、キーボード・トラックによって、全くの無音から設定レ
ベルの
2
倍のレベルまで音量が変化します。
Btm Lo (Bottom-Low)
[–Inf, –99...+99, +Inf]
MIDIノート・レンジの一番下のキーC–1と“Key Low”キーとの間
の傾きを設定します。通常、キー・トラックには−の値を設定し
ます。
Lo Cent (Low-Center)
[–Inf, –99...+99, +Inf]
“Key Low” と“Center” キーとの間の傾きを設定します。通常、
キー・トラックには−の値を設定します。
Cent Hi (Center-High)
[–Inf, –99...+99, +Inf]
“Center”
と
“Key High”
キーとの間の傾きを設定します。通常、
キー・トラックには+の値を設定します。
Hi Top (High-Top)
[–Inf, –99...+99, +Inf]
“Key High” キーとMIDI ノート・レンジの一番上のキーG9との間
の傾きを設定します。通常、キー・トラックには+の値を設定し
ます。
Ramp
値の
+Inf
と
–Inf
+Inf
と
–Inf
はスプリット効果のような急激な変化を作り出す特
別な設定です。
Rampを+Infまたは–Infにすると、キーボード・ト
ラックは
1つのキーだけで最大値または最小値まで変化します。
Ramp
値を
+Inf
にすると、キーボード・トラックは、半音で最高値
(設定音量の
2
倍)まで上がります。
Ramp値を–Infにすると、キーボード・トラックは、半音で最低値
(無音)まで下がります。
Note: “Cent Hi (Center-High)”
の
Ramp
を
+Inf
か
–Inf
にすると、
“Hi
Top (High-Top)”
は設定できなくなります。同様に、
“Lo Cent
(Low-Center)”
のRampを+Infか–Infにすると、“Btm Lo (Bottom-
Low)”
は設定できなくなります。
アンプ・キーボード・トラックを
AMS
ソースとして使
用する
キーボード・トラックは、エンベロープやLFO などと同様に、
AMS
ソースとして、他のパラメーターを変化させることができ
ます。対象となるパラメーターの
AMS
ソースで
Amp KTrk
を選択
します。
4–2b: Amp Modulation
ベロシティとAMSソースの両方を使って音量を変化させます。
このモジュレーションで、アンプ・レベルとアンプ
EG
レベルのパ
ラメーターをコントロールします。音量はアンプ
EG
による音量
変化に、
AMS
等の値をかけ算したものです。アンプ
EG
のレベル設
定値が低いと、レベルも小さくなります。
Velocity Intensity
[–99...+99]
+の値のとき、強く弾くほど音量が大きくなります。
−の値のとき、強く弾くほど音量が小さくなります。
アンプ
EG
を使ったベロシティによる音量の変化
AMS
[List of AMS Sources]
アンプ1の音量をコントロールするAMSソースを選びます。
(→
p.358
「
AMS List
」参照)
“Ramp” の値 レベル変化
–Inf
半音で無音
–99
全音で無音
–95
1
オクターブで無音
–48
2
オクターブで無音
–25
4
オクターブで無音
00
変化なし
+25
4
オクターブで2倍
+50
2
オクターブで2倍
+99
1
オクターブで
2
倍
+Inf
半音で2倍