Sequencer
モード
192
Create Control Data
コントロール・チェンジ、アフタータッチ、ピッチ・ベンド、テン
ポの各データを
MIDI
トラック、マスター・トラックの指定した範
囲に作成します。
1. “Track Select”でクリエイト・コントロール・データを行う
MIDIトラックを指定します。
テンポ・データを変化させるときは、トラックを
Master Track
に設定します。そのとき手順4の“Kind”がTempoになります。
2.
“Create Ctrl Data”
を選び、ダイアログを表示します。
3. コントロール・データを挿入する範囲を指定します。
“From Measure”と“To End of Measure”で小節を、“Beat.Tick”
で拍とクロックを指定します。(
“From Measure”
と
“To End of
Measure”
には
Track Edit
ページで指定した範囲が初期状態と
してセットされます。)
4.
“Kind”
でクリエイトする演奏データ(イベント)の種類を選び
ます。
Control Change:
コントロール・チェンジのデータを挿入しま
す。このときコントロール・チェンジ・ナンバーを指定します。
After Touch: アフタータッチのデータを挿入します。
Pitch Bend:
ピッチ・ベンドのデータを挿入します。
Temp o:
テンポ・データを挿入します。(マスター・トラック選
択時)
5.
“Start Value”
でコントロール・データのスタート位置の値を、
“End
Value”
でエンド位置の値を設定します。
“Start Value”には初期状態としてスタート位置での値がセッ
トされます。スタート位置でのバリューから、スムーズに変
化するコントロール・データを作成するときは、
“Start Value”
はそのままで、“End Value”を設定するとよいでしょう。
クリエイト・コントロール・データを実行すると、多量のシー
ケンス・メモリーを消費します。従って、メモリーの残量が少
ないときは、クリエイトできないことがあります。このよう
なときは、あらかじめメニュー・コマンド
“Quantize”
でクォ
ンタイズを行い、不用なコントロール・データを削除してお
いてください。また、クリエイト・コントロール・データで挿
入したデータにクォンタイズをかける方法もあります。
例 トラック1の3〜4小節めを、トラック2の3〜4小節めにムーブします。
Track 1
ムーブ前
2 (Tr1)1 (Tr1) 5 (Tr1)4 (Tr1)3 (Tr1)
Track 2
2 (Tr2)1 (Tr2) 5 (Tr2)4 (Tr2)3 (Tr2)
ムーブ後
Mode: Stay
Mode: Shift
Track 1
Overlap: Merge
2 (Tr1)1 (Tr1) 5 (Tr1)
Track 2
2 (Tr2)1 (Tr2) 5 (Tr2)4 (Tr1+2)3 (Tr1+2)
No data No data
ムーブ後
Track 1
Overlap: Overwrite
2 (Tr1)1 (Tr1) 5 (Tr1)
Track 2
2 (Tr2)1 (Tr2) 5 (Tr2)4 (Tr1)3 (Tr1)
No data No data
ムーブ後
Track 1
Track 2
Track 1
ムーブ前
Track 2
2 (Tr1)1 (Tr1) 3 (Tr1)
2 (Tr2)1 (Tr2) 5 (Tr2)4 (Tr1) 7 (Tr2)6 (Tr2)3 (Tr1)
No data No data
2 (Tr1)1 (Tr1) 5 (Tr1)4 (Tr1)3 (Tr1)
2 (Tr2)1 (Tr2) 5 (Tr2)4 (Tr2)3 (Tr2)
Location
0
3:00 3:120 3:240 3:360 4:00 4:120 4:240
After touch
127
100
Previous data
Start location End location
End Value
Start Value
初期値
例 コントローラーはアフタータッチです。スタート・ロケーションは3:240、エンド・ロケー
ションは4:120、エンド・バリューは100に設定されています。これにより、アフタータッチ
の値は3:240から変化し始め、4:120で100になります。