Sequencer: Menu Command
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Erase Control Data
コントロール・チェンジ、アフタータッチ、ピッチ・ベンド、テン
ポの各データを指定した範囲でイレース(消去)します。
1.
“Track Select”
でイレース・コントロール・データを行う
MIDI
トラックを指定します。
テンポ・データを消去するときは、トラックを
Master Track
に
設定します。そのとき手順
4
の
“Kind”
が
Tempo
になります。
2.
“Erase Ctrl Data”
を選び、ダイアログを表示します。
3. コントロール・データを消去する範囲を指定します。
“From Measure”
と
“To End of Measure”
で小節を、
“Beat.Tick”
で拍とクロックを指定します。(“From Measure”と“To End of
Measure”
には
Track Edit
ページで指定した範囲が初期状態と
してセットされます。)
4. “Kind”で消去する演奏データ(イベント)の種類を選びます。
Control Change:
コントロール・チェンジのデータを消去しま
す。このときコントロール・チェンジ・ナンバーを指定しま
す。
After Touch: アフタータッチのデータを消去します。
Pitch Bend:
ピッチ・ベンドのデータを消去します。
Temp o: テンポ・データを消去します。(マスター・トラック選
択時)
Note:
ある小節範囲のコントロール・チェンジをまとめて消去
するには、
“Erase Measure”
で
“Kind”
に
Control Change
を選択
することで行えますが、ここでは
“Beat.Tick”
で範囲を指定し
たり、特定のコントロール・チェンジ・データのみを消去する
ことができます。
Quantize
入力したMIDI データ(ノート・データ、コントロール・チェンジ、
アフタータッチ、ピッチ・ベンド、プログラム・チェンジ等)のタ
イミングを補正します。
クォンタイズを実行すると、演奏データは以下のようになりま
す。
• ノート・データにクォンタイズを実行するとノート・オンの
タイミングは補正されますが、レングス(音符の長さ)は変わ
りません。
• クォンタイズのレゾリューションを Hi にすると、ベース・レ
ゾリューション(
/480)のタイミングで補正しますので、
ノート・データには影響ありません。例えば、ジョイスティッ
クやアフタータッチ等の連続的に変化するデータはメモ
リーを大量に消費しますが、クォンタイズを実行すると指定
したレゾリューションより細かいタイミングで変化する
データが
1
つにまとめられ、メモリーの節約になります。
また、同じコントロール・データが同じタイミングで含まれ
ていると、それらが
1つにまとまり内部メモリーが節約でき
ます。
1. “Track Select”でクォンタイズを行うトラックを指定します。
2.
“Quantize”
を選び、ダイアログを表示します。
3. クォンタイズを行う範囲を指定します。
“From Measure”と“To End of Measure”で小節を、“Beat.Tick”
で拍とクロックを指定します。(“From Measure”と“To End of
Measure”
には
Track Edit
ページで指定した範囲が初期状態と
してセットされます。)
4. クォンタイズをかける演奏データ(イベント)の種類を
“Kind”
で選びます。
All: すべてのMIDIデータにクォンタイズをかけます。
Note:
ノート・データにクォンタイズをかけます。ノートの範
囲を
“Bottom”、“Top”で設定します。“Bottom” でNote の下限
を、
“Top”
で
Note
の上限を設定します。特定のノートのみ(例
えばドラムス・トラックでのスネア音のみ)にクォンタイズ
をかけるときなどに利用できます。また、すべてのノートに
クォンタイズをかけるときは
C–1、G9に設定します。
Control Change:
コントロール・チェンジにクォンタイズを
かけます。コントロール・チェンジの種類を限定するときは、
ナンバー(
“No.”
)を指定します。すべてのコントロール・チェ
ンジにクォンタイズをかけるときは
All
を設定します。
After Touch: チャンネル・プレッシャーとポリ・キー・プレッ
シャーの両方のデータをクォンタイズします。
Pitch Bend: ピッチ・ベンドのデータにクォンタイズをかけ
ます。
Program Change: プログラム・チェンジのデータにクォン
タイズをかけます。