Program
モード
14
Mono Legato
[Off, On]
“Voice Assign Mode”の設定をMonoにしたときに有効です。
レガートは音のあいだに切れめを感じさせないように演奏する
奏法です。弾いた鍵盤から指を離す前に次の鍵盤を弾きます。音
を分離して演奏するのとは逆の奏法です。
“Mono Legato”をオンにすると、レガートで弾いたフレーズの最
初のノートは普通に発音しますが、続けて弾いたノートはいっ
そう穏やかな発音で、音から音への移行がなめらかになります。
後述の
“Mode”
は
2
種類のモノ・レガート効果を切り替えます。い
ずれのモノ・レガートも、なめらかさが異なります。詳しくは
“Mode”
の説明を参照してください。
On
(チェックする)
:
レガートのフレーズを弾くと、そのフレー
ズ内のノートが下記の
“Mode”の設定に従って、なめらかに発音
します。
Off
(チェックしない)
:
レガートのフレーズを弾いても、分離し
て弾いても、同じ発音になります。
Mode
[Normal, Use Legato Offset]
“Mono Legato”の設定をオンにしたときに有効です。
Normal:
レガートで弾いたとき、マルチサンプル、エンベロー
プ、
LFO
はリセットせずに、オシレーターのピッチだけが変化し
ます。ウインド系やアナログ・シンセ系の音色に効果的です。
マルチサンプルや鍵盤の位置により、正しい音程で発音し
ないことがあります。
Use Legato Offset:
レガートで弾いたとき、
2
音目以降
は、
“Offset”
(
Start Offset: 2–1a
)での設定ではなく、マルチサンプ
ルごとに設定されたレガート・オフセット・ポイントを使用しま
す。
特定のレガート・オフセット・ポイントを設定したマルチサンプ
ルに効果的です。ゆっくり息を吹き込むようなサックスのア
タック音をコントロールする場合等に有効です。一部のマルチ
サンプルでは効果がない場合があります。
エンベロープと
LFO
は、音をはっきりと分離して演奏したときと
同様で、弾くたびにリセットします。
Priority
[Low, High, Last]
“Voice Assign Mode”の設定をMonoにしたときに有効です。
2
つ以上の鍵盤を同時に押さえたときに、どの鍵盤を優先して発
音するかを設定します。
Low:
一番低い音が発音します。多くのヴィンテージのモノフォ
ニック・アナログ・シンセがこのように動作します。
High:
一番高い音が発音します。
Last:
最後に弾いた音が発音します。
Unison
[On, Off]
“Voice Assign Mode”の設定をMonoにしたときに有効です。
On(チェックする): オンにして1つのノートを弾くと、デチュー
ンした
2
ボイスまたは複数のボイスが同時に発音して、厚みのあ
るサウンドになります。
このボイス数とデチューンの量は
“Number of Voices” と
“Detune”
で設定します。また
“Thickness”
でデチューンの特性を
コントロールします。
Off
(チェックしない)
:
プログラムは通常の発音になります。
Number of Voices
[2...6]
“Unison”をオンにしたときに有効です。
ノートごとに発音する、デチューンされるボイス数を設定しま
す。
Detune
[00...99 cents]
“Unison”
をオンにしたときに有効です。
デチューンは、ユニゾン(同音)のピッチ幅をセント単位(半音の
1/100
)で設定します。
“Thickness”
は、この幅にわたってボイスを
どのように分散させるかを設定します。
“Thickness”
がオフのと
き、ボイスは基本ピッチを中心として均等に分散します。
例えば、
“Number of Voices”を3に、“Detune”を24に、“Thickness”
をオフにすると次のように分散します。
ボイス
1
は基本ピッチより
12
セント下に、ボイス
2
は基本ピッチ、
ボイス
3は12セント上に設定されます。
次は、
“Detune”を24、“Thickness”をオフ、“Number of Voices”を4
に設定すると、次のように分散します。
ボイス
1
は基本ピッチより
12
セント下に、ボイス
2
は
4
セント下
に、ボイス
3
は
4
セント上に、ボイス
4
は
12
セント上に設定されま
す。
Thickness
[Off, 01...09]
“Unison”
をオンにしたときに有効です。
ユニゾン(同音)のボイスのデチューン特性を設定します。
Off:
前述したように、ユニゾンのボイスはデチューンの幅に
渡って均等に分散します。
01
〜
09:
ユニゾンのボイスは不均整に分散しますので、デ
チューンがさらに複雑になり、ピッチによってボイスの相互に
作用する度合いが変化します。オシレーターのピッチが若干ず
れているヴィンテージのアナログ・シンセに似た効果を作り出
します。数字が大きいほど効果も大きくなります。
v
1–1: Menu Command
• 0: Write Program →p.69
• 1: Exclusive Solo
→p.69
• 2: Auto Song Setup
→
p.69
• 3: Copy Oscillator
→
p.70
• 4: Swap Oscillator
→p.70
(→
p.68
「
Program: Menu Command
」参照)
ボイス デチューン
1–12
20
3+12
ボイス デチューン
1–12
2–4
3+4
4+12