Effect Guide
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例:ティンバーごとに別々な IFX をインサート、さらに後段で 1 つ
の
IFX をインサートする
例:ティンバーの
IFX チェインの 1 部を、他のティンバーで共有する
Program
モード同様に、ティンバー
/
トラックごとに
L/R
、
IFX1
〜
5
、
Off
から選びます。
“Send1 (MFX1)”、“Send2 (MFX2)” は、“Bus (IFX/Output) Select”
が
L/R
または
Off
のときに有効です。
“Bus (IFX/Output) Select”
を
IFX1
〜
5
に設定しているときは、インサート・エフェクト通過後
の
“Send1”、“Send2”(Combi/Seq 8–3b)で設定します。
Send1
は
CC#93
、
Send2
は
CC#91
の受信でコントロールしま
す。このとき、実際のセンド・レ ベ ル は 、ティンバー
/
トラッ
クで選んでいるプログラムのオシレーター
1
、
2
ごとの
Send1
、
2
の設定と
MIDI
からの
Send1
、
2
の値をかけたレベル
となります。
次図は
Combination
モードでの例です。
“Bus (IFX/Output)
Select”
の設定によって、ティンバー
1
の出力は
IFX1
へ、ティン
バー
2
の出力は
IFX2
へ送られます。その他のティンバーは
L/R
で、
出力は
TFXを通過後、AUDIO OUTPUT L/MONO、Rへ送られます。
次図は、
IFX1
の
“Chain”
のチェック・ボックスをチェック
し、
“Chain to”でIFX2を設定することでIFX1の出力をIFX2へ送っ
ています。ティンバー
1は、IFX1: 001:Stereo CompressorとIFX2:
038:Stereo Flanger
をインサートします。ティンバー
2
は、
IFX2:038:Stereo Flanger
をインサートします。次図の
Routing
マップ部分にこれらの設定状態を表します(この設定ではIFX3
〜5を使用していません)。
ドラムス・プログラムの場合
ティンバー(
Combination
)
/
トラック(
Sequencer
)にドラムス・
プログラム(
“Oscillator Mode”=Drums
)を選んでいるとき
は、
“Bus (IFX/Output) Select”でDKitが有効になり、選択すること
ができます。(→次図参照)
DKit
を設定するとドラムキットのキーごとの
“Bus (IFX/Output)
Select”
等の設定が有効になり、ドラム・インストゥルメントごと
に、バスの送り先へ出力します。例えば、スネア系は
IFX1、キック
系は
IFX2
、その他は
L/MONO
、
R
に送る等です。
チェックをはずすとすべてのドラム・インストゥルメントの出
力は、ティンバー
/ トラックごとの“Bus (IFX/Output) Select”
(Combi/Seq 8–1(2)d)の設定に従います。ドラムキットでの設
定にかかわらず、すべてのドラム・インストゥルメントにイン
サート・エフェクトをかけることができます。
DKit に設定した“Bus (IFX/Output) Select” を選択しているとき
は、メニュー・コマンド
“DrumKit IFX Patch”
が選択できます。
これはキーごとの
“Bus (IFX/Output) Select”
設定を一時的にパッ
チし、インサート・エフェクトへの接続先を一時的に変えるもの
です。
例えば、ドラムキットの各キーの設定を、スネア系は
IFX1
、キッ
ク系は
IFX2
等、
IFX1
〜
3
に送るようにしていて、他のティンバー
/
トラック・プログラムでもIFX1、2を使用しているときに、ドラム
キットの各キーのバスを
IFX1〜3をIFX3〜5に送り先を変えるこ
とができます(この場合、スネア系は
IFX3
に、キック系は
IFX4
に
送られます)。
ドラムキットで各キーの
“Bus (IFX/Output) Select”(Global5–
5b
)をインサート・エフェクトに振り分けているときのみパッチ
が行えます。設定の状態は
Routing
マップでも確認できま
す。
“Drum Kit IFX Patch”
を設定後、
OK
ボタンを押して実行しま
す。
元のドラムキットの設定に戻したいときは、
IFX1
→
IFX1
、
IFX2
→
IFX2
、
IFX3
→
IFX3
、
IFX4
→
IFX4
、
IFX5
→
IFX5
として、
“Drumkit IFX
Patch”
を実行してください。