MIDI
アプリケーション
本機が送受信する
MIDI
メッセージ
387
GMについて
本機はGM に準拠しています。またGM2に準拠した音色配列(バン
ク・セレクト含む)に対応しており音色プログラム
256
プログラム、
9
ドラムス・プログラムが、
ROM
バンク
GM
、
g(1)
〜
g(9)
、
g(d)
にメモ
リーされています。(
g(1)
〜
g(9)
は
GM2
バリエーション・プログラム、
g(d)はドラムス・プログラム用バンクです。)
• GMシステム・オンは、Sequencerモードで対応します。
(→
p.177
「
GM Initialize
」参照)
• GM
規格に準拠した演奏データを再生したり、ソングにロー
ドするときは、
“Bank Map”
(
Global
0–2a
)を
GM (2)
に設定し
てください。
スタンダードMIDIファイルについて
スタンダードMIDI ファイル(SMF)は、同一、または異なるコン
ピューター上の異なったプログラム間や、異なるメーカーや機
種間で、時間情報を含む
MIDI
データを交換するためのものです。
1 曲(1 ソング)が 1 ファイルになります。本機は、すべてのMIDI
データが1 トラックにまとめられているフォーマット0(タイプ
0
)と、トラックごとにデータがわかれているフォーマット
1
(タ
イプ
1
)に対応しています。
SMF をMedia モードでソングにロードするときに、“Bank Map”
(
Global 0–2a
)の設定によって、選択されるプログラム・バンク
が異なります。
GM
規格に準拠した
SMF
を再生/ロードするとき
は、
“Bank Map”
を
GM(2)
に設定してください。
Sequencer
モード
Media
モードでソングをスタンダード
MIDI
ファイルに変換して
保存するときに、フォーマット
0または1を選ぶことができます。
• 本機のソング・データをフォーマット 1 で SMF にセーブした
データを、他機種でロードすると、セーブ前と比べてトラッ
クがずれていることがあります。これは、演奏データが何も
レコードされていない
MIDIトラックをはぶいて詰めただけ
で、演奏そのものには影響はありません。
•
他機種のフォーマット
1
でセーブしたデータを、本機でソン
グとしてロードすると、セーブ前と比べてトラックがずれて
いることがありますが、演奏データが何もレコードされてい
ないトラックをはぶいて詰めているだけですので、演奏その
ものには影響はありません。
KROME 同士でシーケンス・データのやり取りを行なう場合は、
通常の本機のフォーマットでセーブ(
“Save SEQ”)することをお
薦めします。
通常の本機のフォーマットでセーブすることによって、スタン
ダード
MIDIファイルとしてセーブ(“Save to Std MIDI File”)する
より、本機独自のさまざまな設定や、パターン・データをセーブ
することができます。
レコーディングされたパラメーター・チェンジ等のデータは、エ
クスクルーシブ・イベントとしてソング・データに含まれるの
で、従来と同様にメディアへのセーブやロードが可能です。また
エクスクルーシブ・メッセージは、
SMF
(スタンダード
MIDI
ファ
イル)のロードやセーブ(
“Load Standard MIDI File”、“Save Song
as Standard MIDI File”
)にも対応します。これによりレコーディ
ングしたエクスクルーシブ・イベントを
SMF
として保存したり、
SMF
に含まれるエクスクルーシブ・メッセージをソング・データ
としてコンバートすることが可能になります。
プレイバック時、これらのデータを外部
MIDI
機器に送信したり、
これらのデータでソングのトラック・パラメーター、エフェク
ト・パラメーター等をコントロールすることが可能です。