MIDI
アプリケーション
本機が送受信する
MIDI
メッセージ
379
必要に応じて、プログラム・チェンジ全般のオン/オフに加え、
受信データによるコンビネーションの切り替えのオン/オフ
や、バンク・セレクトの送受信のオン/オフの設定もできます。
• “Combination Change”
(
Global 1–2b
)のチェックをはずす
と、
Combi P0:Play
のときに受信したプログラム・チェンジが
グローバル
MIDIチャンネルに一致しても、コンビネーション
は切り替わりません。このとき受信した
MIDIチャンネルに一
致するティンバーのプログラムが切り替わります。
• “Bank Change”
(
Global 1–2b
)のチェックをはずすと、バン
ク・セレクトを送受信しません。
アフタータッチ
チャンネル・アフタータッチ
[Dn, vv]
(n: チャンネル, vv: 値)
受信すると、アフタータッチ効果がかかります。また、設定され
ているオルタネート・モジュレーション、ダイナミック・モジュ
レーションの効果がかかります。
アフタータッチは本機の鍵盤からは送信できません。内蔵
シーケンサーまたは
MIDI IN
からの受信のみです。
•
アフタータッチ受信の全般のオン/オフは、
“Enable After
Touch”
(
Global 1–2b
)で設定します。
• Combination
、
Sequencer
モードでは、ティンバー/トラッ
クごとに受信のオン/オフ設定ができます(
“Enable After
Touch” Combi/Seq 5–1(2)c
)
ポリフォニック・キー・プレッシャー [An, kk, vv]
(
n:
チャンネル
, kk:
ノート・ナンバー
, vv:
値
)
アフタータッチには、もう
1
種類ポリフォニック・キー・プレッ
シャーという、鍵盤ごとに独立したアフタータッチがかけられ
るものがあります。このメッセージは、オルタネート・モジュ
レーション・ソースとして使用できますが、本機の鍵盤からは送
信しません。使用するためには、外部からこのメッセージを受信
するか、シーケンサーにレコーディングしてください。
この取扱説明書に記述されているアフタータッチとは、チャン
ネル・アフタータッチを指します。
ピッチ・ベンダー
ピッチ・ベンド・チェンジ [En, bb, mm]
(
n:
チャンネル
, bb:
値の下位
, mm:
値の上位
,
両方合わせて
16384
段階で値を表し、
8192 [bb, mm =00H, 40H]
のときがセン
ター値となる)
本機のジョイスティックを
X方向(左右)に操作すると、ピッチ・
ベンド効果がかかり、同時にピッチ・ベンド・チェンジを送信し
ます。受信すると、ピッチ・ベンド効果がかかります。
ピッチ・ベンドのかかる範囲を、
MIDI で設定することもできま
す。(→
p.383
「ピッチ・ベンドの可変範囲を変える」参照)
コントロール・チェンジ
[Bn, cc, vv]
(n: チャンネル, cc: コントロール・チェンジNo., vv: 値)で送受信
します。
(→
p.372
「本機コントローラー操作時の
MIDI
送信」参照)
(→
p.374
「コントロール・チェンジ送受信時の本機の動作」参照)
• コントロール・チェンジ全般のオン/オフは、“Enable
Control Change”
(
Global 1–2b
)で設定します。
• Combination
、
Sequencer
モードでは、
P3:MIDI Filter1
で各種
コントロール・チェンジに対して、ティンバー/トラックご
とに送受信のオン/オフ設定ができます。機能が設定できる
コントローラー(
[SW1]
、
[SW2]
、
Realtime Control Knob USER
[1]
〜
[4]
、
Foot Pedal/Switch
)の
MIDI
フィルターは、設定して
あるコントロール・チェンジに対して有効です。
“Other
Control Change”
では、その他のチェック・ボックスの項目に
該当しないコントロール・チェンジに対して有効です。
Note: Realtime Control USER
モード時のノブ
[1]
〜
[4]
では、
MIDI
CC#00
〜CC#119を選択できます。
ARP Controllers
では、
MIDI CC#00
〜
CC#119
を選択できますが、
通常は初期設定値、メニュー・コマンド
“Reset Controller MIDI
Assign”
でDefault Setting を実行したときの設定、ARP
Controllers
では、“SW – ARP ON/OFF”はCC#014、“KNOB1 – ARP
GATE”
は
CC#022
、
“KNOB2 – ARP VELOCITY”
は
CC#023
、
“KNOB3
– ARP SWING”
は
CC#024
、
“KNOB4 – ARP STEP”
は
CC#025
を使用
してください。
プログラム/コンビネーション・バンクの選択
バンク・セレクト(CC#00、CC#32)
(→
p.378
「プログラム・チェンジ/バンク・セレクト」参照)
ジョイスティック操作でモジュレーションをかける
モジュレーション
1
・デプス(
CC#01
)
[Bn, 01, vv]
本機のジョイスティックを+Y(奥)方向に傾けると、モジュレー
ション
1・デプスを送信します。受信すると、本機のジョイス
ティック操作時と同様な効果がかかります。通常、ビブラート効
果(ピッチ
LFO
)がかかります。
• Combination、Sequencer モードでは、ティンバー/トラッ
クごとに送受信のオン/オフ設定ができます。(
“Enable
JS+Y” Combi/Seq 5–3(4)c
)
モジュレーション
2・デプス(CC#02)[Bn, 02, vv]
本機のジョイスティックを
–Y
(手前)方向に傾けると、モジュ
レーション
2
・デプスを送信します。受信すると、本機のジョイス
ティック操作時と同様な効果がかかります。通常、ワウ効果
(フィルター
LFO)がかかります。
• Combination
、
Sequencer
モードでは、ティンバー/トラッ
クごとに送受信のオン/オフ設定ができます。(
“Enable JS–
Y” Combi/Seq 5–3(4)c
)
このメッセージの使用法はメーカーによって異なります。(ブレ
ス・コントロール等)
ポルタメント効果をコントロールする
ポルタメント・タイム(
CC#05) [Bn, 05, vv]
Assignable Pedal やRealtime Control USER時のノブ[1]〜[4]で
の機能に上記
CC#
を設定して、本機で操作するとポルタメント・
タイムを送信し、ポルタメント・ピッチの変化する速さが変わり
ます。受信すると、コントローラー操作時と同様な効果がかかり
ます。